TBS社員たちよ、大志を抱け
私は、毎日TBSの前を通って通勤しているのですが、つい先日、ビデオリサーチ調べによる、2005年度テレビ年間視聴率が発表されたようで、その結果についてTBSは入り口の所に新たな看板を立てていました。
それをよく見てみると、
2005年度 年間視聴率
G帯2位 全日3位
とデカデカと書いてあり、右横にはマスコットが吹き出しで「これからもよろしくおねがいします」
と書いてあります。(後日写真アップ)
これを作らせた局の上層部の人たちはさぞ大喜びで、おそらく社内のいたるところに赤い文字で書かれた同じ文言を張りまくっていたのでしょう。その姿が目に浮かぶようです。しかし、局内の人間、特に現場の人間はこれを見てどう思ったんでしょうか?上層部と同じように喜んでいる人はどのくらいいたんでしょうかね?私は上層部と現場の人間の認識はだいぶ違うと思いますがね。だって、TBSが落ち目なのは誰が見ても明らかで、外の人間である私でさえそれは実感できます。勢いを見てもテレビ朝日に負けていることは紛れもない事実です。まだだいぶ差があるものの、「振り向けばテレビ東京」と揶揄される昨今、こんないい数字を見てむしろ驚いたくらいです。
そもそも年初の報道では、
フジが視聴率2年連続3冠 05年の年間視聴率
2005年のテレビ年間視聴率(関東地区)は、フジテレビがプライム、ゴールデン、全日の各時間帯で民放他局とNHKを抑え首位に立ち、2年連続の「3冠」を達成したことが2日、分かった。 調査会社ビデオリサーチの暫定値を基に在京局がまとめた。フジはプライム(午後7-11時)が14・3%、ゴールデン(同7-10時)が14・1%、全日(午前6時-翌日午前零時)が9・5%。 好調のテレビ朝日はプライムが13・2%で、1959年の開局以来初めて2位に入り、ゴールデン、全日も日本テレビに次いで3位。午後11時から翌日午前1時の深夜帯ではトップだった。
(共同通信)
とあり、全日も4位に転落しているはずでした。しかし、幸運にもWBCの準決勝の中継ができたことでなんとか、3位に食い込むことができたのです。ですから当時のTBSスポーツ局中継制作一部の安藤洋二部長による
「まだまだ日本代表にも、TBSにもツキがあります」
とのコメントは本音であり、これでなんとか全日3位をキープできるとホッとしたのでしょう。
こうしてTBSはなんとか全日で3位をキープすることができたわけですが、しかし、こういう高視聴率が望めるスポーツ中継によって視聴率を上げればいいという発想でいいのでしょうか?
TBSは水曜夜の8時、9時の視聴率の悪さを亀田三兄弟の試合とK-1で補っています。しかし、これらスポーツ中継は毎週あるわけではありませんし、またこういうスポーツ中継で視聴率を取れればいいんだということになると、マジメに番組を作らなくなります。「TBSの番組制作能力が低い」と言われるのは、数字に目がくらんだ安易なスポーツ中継依存体質にあると思われます。ダウンタウンにしても今田耕司さんにしても他局であればそこそこ数字も取れて番組も長く続く続くのに、なぜTBSでは長く続かないのか?この疑問の答えはおそらくそこにあるのだと思います。また、そのスポーツコンテンツにしても数字が取れない野球を抱えてしまっているTBS。今年は巨人の調子がいいですが、果たして巨人戦の中継は劇的に回復してくれるのでしょうか?ベイスターズを保有する時に当時の砂原社長は巨人戦の主張率をアテにしていましたが、そもそもそういう依存体質が問題で、自らベイスターズを強くしてむしろ野球を引っ張って視聴率を上げようとしなければダメでしょう。日テレ任せじゃダメなのです。ベイスターズファンの人がよくブログで言ってますけど、TBS自体がもっと野球を、ベイスターズを好きになってくれないとダメです。どうしたらベイスターズが強くなるのか考えて、投資して、応援してそれでこそファンもついてくるというものです。ただ単に数字が取れるコンテンツとしてしか考えないのであれば、今年も100万人割れ、12球団最低の観客動員は免れません。そしてそれが多額の損失補てんとなって財務に響いてくるのです。
もう一つ、TBSはブームに後乗りする傾向があって、それで損をしています。私は韓流ブームなどというのものは、広告代理店が仕掛け、在日と手を組んだ演出に過ぎないと思っていますが、メディアの中には未だに韓流ブームなどと言っているところがあるのは何か意図があってやっているのでしょうか?TBSはそのブームに後乗りして、開局50周年記念として、多額の金をかけてチェジウを招聘して、結局、失敗してしまいました。赤じゅうたんまで敷いて記者会見までして、オシャレした井上社長が迎えようとしてドタキャンされ、その後もいくつかのトラブルが発生したと報じられています。私もあのドラマを1回だけ観たんですが、コミュニケーションの設定がヘンです。通訳がいないのに日本語を喋った後すぐに韓国語で返すなんてありえないでしょう。それだけでもリアリティがありません。井筒監督が見たらさぞ怒りまくりでしょうね。まあ、全部見てないのでストーリーはよくわかりませんが、とにかくマスコミがこれだけ韓流ブームと大騒ぎしているわりにはこのシビアな現実。むかし、TBSはサクラを使って韓流ブームを捏造してたのをネットで糾弾されてましたが、逆にそこまでやらないとブームを維持できなかったんでしょうかね。くしくもTBS自体が韓流ブームがもはや終わっていることを証明したことは皮肉としかいいようがありません。出版界の日本語ブームに乗っかって他局と横並びで日本語の番組もやり始めましたが、これももはや苦しい状態。TBSはブームに後乗りして失敗しています。
最後に私からTBS社員に一言。
全日が3位だとかゴールデンタイムが2位で喜んでるなんてレベルが低い!1位になってから喜べ!2位、3位なんかで満足してるからいつまでたってもダメなんだ!