抗議が怖くて自主的言葉狩りに走るTBSの事なかれ体質 | ここがヘンだよTBS

抗議が怖くて自主的言葉狩りに走るTBSの事なかれ体質

今朝の朝ズバッでゲスト出演した亀井静香衆議院議員が大阪市によるホームレス強制退去のニュースの感想を問われて「乞食」と発言したことについてみのさんおよび柴田アナが使わせないようとした上に、それに反論する亀井議員を押し切って無理矢理次の秋葉原のおでん缶バカ売れのニュースに話をそらそうとしたことは、TBSの事なかれ体質を見事に象徴しています。まあこれはTBSに限らずマスコミ全体の体質でもあるんですが。


放送の中でみのさんは「その言葉は今は使っちゃいけない言葉なんですけど」と言っていますが、調べてみると、そんなことはないんですね。


実は、言葉一つ一つに対して明確な決まりはなく、放送法の「放送番組編集準則」(放送コード)第44条3項の1に「公安及び善良な風俗を害しないこと」と定めているのが唯一の決まりで、具体的な取締りに関しては各放送局の自主的な判断に任されているのです。

つまり、使っちゃいけないという決まりや法的拘束はなくて、TBSが使うのはマズいということで自主規制しているだけなのです。

そもそも、放送禁止用語なるものがなぜ生まれたかというと当初は、政治的だったり反社会的だったりする個々のメッセージだからという側面と、一般視聴者や圧力団体からクレームの嵐になってしまうからという理由で放送局側が自主的に作ったからなのです。


要するに、政治権力や一般視聴者や圧力団体から抗議を受けるのが嫌だ、面倒くさいというテレビ局の事なかれ体質が差別禁止用語なる自主規制を勝手に作ったのです。


その中でも最もテレビ局が恐れるのが圧力団体で、右翼や朝鮮総連・部落開放同盟・同和団体をはじめ、暴力団・障害者団体や少数民族などからの激烈な抗議が怖いテレビ局が自主規制をかけて予防線を張っているのが実態なのです。


そういうマスコミの事なかれヘタレ体質がタブーを生み出し、そしてそれに捉われて自ら表現の自由を縛ってきたのです。


番組の中で、柴田アナは「その言葉を使うと傷つく人がいますから、今は使わないようにしています」と言っていましたが、表現の受け取り方は様々で、絶対に誰も傷つかない表現などありえません。ですから、誰も傷つかない放送なんかできっこないのです。もし柴田アナが本気でそんなことを言っているのであれば、即刻彼はマスコミ世界から去るべきでしょう。なぜならTBSが抗議がくる度に言葉狩りをしていって、放送禁止用語だらけになった時にいったいどうやって放送するつもりなのでしょうか?表現の自由を守ることを自ら放棄する柴田アナの発言はマスコミ人として自殺行為だと思います。


亀井静香議員は反論の中で、乞食という言葉が使えなければ、文学作品は成り立たなくなると言いましたが、そのとおりです。このマスコミによる自主規制は表現の自由に対する冒涜であるとも言えます。そして、実際にそういうことが今も行われているのです。例えば、井筒監督の「パッチギ」で使われた「イムジン河」は朝鮮総連の抗議で長い間放送禁止にされてましたし、童話の「ちびくろさんぼ」も黒人差別だという理由で一時書店から撤去されました。


ですから、テレビ局が自主規制をかけて、言葉狩りをすることは、作家や映画監督、芸能人などあらゆる表現者・団体に対する冒涜でもあります。


こうやって自主的に表現の自由を縛ってきたテレビ局が人権擁護法案が提出される時に「表現の自由を侵すものだ!」と抗議している姿は実に滑稽ですね。


「北朝鮮」を「朝鮮民主主義人民共和国」と言わせたり、「痴呆症」を「認知症」と言い換えたりするのは欺瞞でしかありません。またそういう造語が物事の本質を見誤らせる原因になっているのではないでしょうか?


今朝も「朝スバッ」はライブドア問題・耐震偽造問題・牛肉輸入問題を中心にあらゆるニュースにメスを入れています。みのさんは「うちの優秀なスタッフの取材が・・・」と言いますけど、私には激烈な抗議が怖くて自主規制をかけてる事なかれ体質のTBSが、ライブドアの投資組合に流れている金の出所や沖縄で死亡したエイチエス証券の副社長の死亡した真相を本当に暴けるのか実に怪しいと言わざるを得ません。そういう闇の部分・アンダーグラウンドな世界が実は日本を牛耳っているとベンジャミンフルフォードさんという外国人ジャーナリストだけが、勇気ある告発をしていますが、日本の臆病なジャーナリズム、特にテレビ局、その中でも、オウム真理教の圧力にさえ平気で屈するTBSが果たしてその真相を暴くことができるのか?週刊誌や夕刊紙が書いたことを後乗りするだけでそれが取材と言えるのか?また記者クラブ制度の下で政治家・官僚と癒着・談合しているマスコミ、その中でも数多く入社させた政治家・財界の子弟のパイプに頼ろうとするTBSがしがらみを取り払って取材できるのか?実に怪しいと言わざるをえません。


みのさんはエイチエス証券の副社長の死亡を自殺だと言い切ったり、ライブドアの投資組合に政治家の名が挙がっているけれども、その裏に暴力団の影があるという疑惑についてまではスバッっと踏み込みませんけれども、そういうところに臆病さ・事なかれ主義、悪く言えばヘタレ体質を感じてしまうのです。


このように、マスコミが抗議を恐れて自主規制・言葉狩りをすることで、多くの表現者の自由な表現活動を妨害したり、多くの事件の真相が闇に葬られたまま、特に裏社会の繁栄に手を貸し、また媚びへつらうことで圧力団体との間に従属関係を作り、彼らの利権構造を見逃してきたのです。


ですから、このようなマスコミによる法的根拠のない自主規制・言葉狩りの罪は相当重いのです。


<参考>

放送禁止用語一覧

NONFIX 放送禁止歌 ~唄ってるのは誰?規制するのは誰?

放送禁止用語というのは誰が定義しているのでしょうか?

放送禁止歌