なぜTBSは官僚的な順送りの人事異動しかできないのか? | ここがヘンだよTBS

なぜTBSは官僚的な順送りの人事異動しかできないのか?


TBS女子アナ“大異動”小倉「ニュースの森」へ

小倉弘子アナ
 TBSが秋の番組改編で、小倉弘子アナウンサー(29)ら同局女子アナ7人の担当を入れ替える異例の“大異動”を行うことが27日わかった。同局の菅井龍夫編成部長らが出席、同日行われた改編発表で明らかにした。

 それによると、小倉アナは現在、杉尾秀哉記者、小川知子アナ(32)が務める報道番組「ニュースの森」のメーンキャスターに池田裕之記者とともに起用される。

 その小倉アナが現在担当の「ニュース23」には「はなまるマーケット」の久保田智子アナ(27)が、その代わりには「サンデー・ジャポン」の海保知里アナ(28)、その「サンデー…」には竹内香苗アナ(25)が入る。


木村郁美アナ
 また今年4月にスタートした朝の情報番組「ウォッチ」のメーンキャスターでタレントの城戸真亜子(42)が9月で降板し、木村郁美アナ(31)がメーンに。木村アナが担当の「チューボーですよ!」は小林麻耶アナ(25)担当となる。

 菅井部長は「後期の視聴率目標達成のための強化」と説明。果たして効果は-。

ZAKZAK 2004/08/27



上記の記事は2004年の秋の番組改編で行われた人事異動を報じた記事です。この時、他局も人事異動は行われていたのですが、TBSの人事だけがとても官僚的で異常だったのを覚えています。当時の週刊プレイボーイの紙面では「TBSの順送り玉突き人事」などと揶揄され、TV評論家兼女子アナウォッチャーみたいな人が軽く批判してたのを覚えています。

今からこの人事を見ても、

小倉アナ「NEWS23→ニュースの森」
久保田アナ「はなまるマーケット→NEWS23」
海保アナ「サンデージャポン→はなまるマーケット」
竹内アナ「サンデジャポン」

と小倉アナを起点とした玉突き人事としか思えません。

木村アナの穴を小林アナで埋めようとした異動も同じものと思われます。

この人事異動は警察署長や公立学校の校長の定期移動を連想させます。よく新聞に載っていますよね。異動する時期が来た署長や校長をグルグル回すだけのあの人事です。だからTBSの人事異動は官僚的な玉突き人事異動だと思うし、そう言われるのです。

この菅井龍雄編成部長(当時)という人は「後期の視聴率目標達成のための強化」だと言っていましたが、果たしてこれのどこが強化を狙った人事異動なのかわかりません。首をひねってしまいます。

たいてい、強化のための人事異動であるならば、弱点を強化するものでなければなりません。
だとすれば、誰をどこに配置すれば強化になるのかということを考えた上で適切に配置させなければいけないはずで、またそうであれば絶対に玉突き順送り人事にはならないはずなのです。

今から考えてみても、この人事には???と思うところがあります。まずそれまでスポーツを担当してきて、現場の選手や監督との交流もあり、スポーツキャスターとしての評価の高かった小倉アナをなぜ場違いの報道に移すのか?そしてまったくスポーツキャスターの経験のない中堅の久保田アナをNEWS23のスポーツ担当にしたのか?確か当時は豊田アナがニュースの森でスポーツを担当していたはずで、継続性を考えても豊田アナが適任だったのでは?ついでに豊田アナに関しての扱いも実に変で、その後はスポーツを外れてバラエティーの、それもかなり汚れに近い役割を演じさせられていました。そのことの是非は別としても、継続性という点からはものすごく疑問の残る配置転換です。

このように、TBSの人事異動は適材適所に人材を配置していないどころか、男子アナも含めて長期的に見て彼らはどこが適任でどの分野で成長させて任せていこうかというビジョンがはっきりしていないと言わざるをえません。

今回の竹内アナの伊集院光日曜日の秘密基地降板については、そういう体質に加えて労働組合の圧力というもうひとつの問題も抱えているだけに問題の根っこはかなり深いと言わざるをえませんが、その件については後述します。

結果としてこの強化を狙った配置転換は失敗に終わり、視聴率でテレビ朝日に抜かれ、週刊誌ではテレビ東京の影もちらつく転落などと揶揄されてしまいました。はたして菅井編成部長(当時)はこの事態をどう受け止めているのでしょうか?

私が見ている限り、このTBSの官僚的体質は今でも変わっていません。ではなぜTBSはこのような失敗人事を繰り返すのでしょうか?

変わらないのか?変われないのか?それとも、そもそも失敗だと思っていないのか?そこのところ、率直なTBSの社員の声をぜひ聞いてみたいものです。