利用者様には、御自分で出来る範囲の所は、やっていただきたい。
時と場合に寄るのだが、それに我々が“手”を出すことは僕自身の考えでは全く持って良く無い。
だからこそ、『見守る』という介護技術も存在するのである。
『出来ること』を奪うことにより、利用者様ご自身の残存能力も低下するだけでなく、その意欲までも奪うことになりかねない。
ゆっくり入ってもらったらいいじゃないか。
入浴。
“こちらがわの都合”で利用者様は週に2日、入浴されている。
“こちらがわの都合”で利用者様は昼食後14時~16時ぐらいの間に入浴されている。
これはこれで僕にはしっくりこないが、現場にしか分からない「理由」というものがそこにはあり、従来からの形を変えていくことは困難であるとつくづく感じる。
まァ、上記二行はさて置き…
“こちらがわの都合”で入浴していただいているのだから、そんな“貴重な時間”ぐらいは御自分のペースで、ゆっくり、くつろぎながら、その時間を過ごしていただきたいものである。
ましてやお風呂。
皆さんはどうですか?
めんどくさいときはササッと、疲れたときはユッタリと入浴されているでしょう。
それと一緒。
自分のペース。
洋服を脱がれる時、肩まで背中側の裾(すそ)を上げるのをお手伝いさせていただくと、両腕も抜きやすく、その流れでスッと脱げる。
だから、裾を背中側の肩まで上げさせていただいて、その方を見守りながら、また他の方のお手伝いをさせていただいた。
※「見守り」は「監視」ではないので・・・。
だけど、ベテラン職員は退勤時間が迫っていたのか、浴室に誰も居なくなったせいなのか、早く終わらせたかったのか、その理由は読み取れないが、
パッパッパ
っと、服、肌着、ズボン等を“剥いでいき”浴室へ。
呼んで字の如くです。
どっちの都合なんでしょうか。
利用者様の都合でいきましょうよ。
利用者様の生活環境に居させてもらっているのは我々のほうなんですから。
こちら側の都合なんてもんは皆無なはずです。
【お勉強コーナー】
『老人ホーム』と聞くと、どんなイメージをお持ちですか?
『介護する職員がいる建物の中に、介護が必要な方が住んでいる』とお考えでしょうか?
『介護が必要な方が生活されている所に、僕らがお手伝いさせていただいている』・・・なんですねぇ~^^
まァ、考え方の違いなんですが、勘違いされたくないんで。。。
考え方を変えるだけで、イメージも変わります。
決して“別世界”ではないんですョ≧(´▽`)≦