自分の部屋があります。

そこでゆっくりくつろいでいます。

その部屋のドアが他人によりカギがかけられ、出れなくなったら、、、。。。








知的障害児者入所施設の京都市醍醐和光寮(伏見区日野)で、障害者が個室に鍵をかけられて閉じ込められる拘束が常態化していることが、7日分かった。

寮側は「職員の作業の都合による拘束」などと、行動制限の行き過ぎを認めた。毎食事どきの各1時間と就寝時の8時間に及ぶといい、府内唯一の公営の知的障害児者入所施設での、障害者への人権意識が問われる。
 

知的障害者の施設での拘束や行動制限について、厚生労働省は昨年4月、入所者らの生命・身体保護のため緊急でやむを得ない場合を除き、禁止する省令を出している。また、やむを得ず身体拘束した場合、時間や理由を記録するよう定めているが、同寮は「記録していないこともある。不十分さは否定できない」と、ずさんさを認めている。
 

和光寮によると、日常的に身体拘束をしているのは成人棟の50代の男性2人。
食事どきには2人はそれぞれ四畳ほどの薄暗い個室に閉じ込められ、ドアの外から施錠されていた。食事を終えた後も拘束が放置されることもあり、京都新聞社が確認した際には3時間に及んだ。この時の記録は取られていなかった。

同寮では、その日ごとに拘束する必要性も検討されておらず、ある職員は「やってはいけないこととの認識はある」とし、入所者の1人は少なくとも10年前から拘束されていた、と証言している。一部職員が担当の日は、他の入所者に見守りを頼むなどの方法で行動制限をせずに対応できており、厚労省が要件としている▽切迫性▽非代替性-を満たしていない。

小杉則章寮長は「食事介助に手が回らないなど、2人への拘束は職員の都合だ。常態化する中で慣れがあり、改善の手だてが取れていなかった。入所者には申し訳ない。チェックも不十分だった」と話している。

市障害保健福祉課は「個室に外から鍵をかけるのは行動制限に当たり、毎日同じ時間に漫然と繰り返すのは許されない。やむを得ない個別事情があるのか事情を聴き、記録の不備には必要な指導を行う」としている。



■京都市醍醐和光寮
 戦前、救護法に基づく収容保護施設として建設された京都市営の知的障害児者入所・更生施設。児童棟と成人棟に、20-80代の知的障害者約70人が暮らす。




どう思われますか?