彼  「全部、バレタ。」




私  「いつバレたの?」



彼  「オマエと最後に会った日。」



私  「色々、証拠並べられたの?」



彼  「うん。あの日、嫁が俺の後をつけてきてた。」











彼の奥さんは、あまりにもひどく、毎日に近いくらいの旦那の外出に女だと、確信したのでしょう…。





あの日、彼が出てきた後ろをこっそりつけて来て、私の車に乗り込む彼を、しっかり見ていたらしい…。









彼  「あの車の人誰?って言われた。しらない、わからないで通そうかと思ったけど、結構押さえられてたから、ごまかすのをやめた。」




私  「じゃ、奥さん、相手は私ってわかったんだ。」




彼  「ううん。お前の事散々聞かれたけど、それだけは・・・って思って言ってない。」




私  「よく、それでごまかせたねぇ。」




彼  「嫁さんも、車のナンバー押さえてやろうって思ってたんだって。ナンバーから、どうにかしてお前の事を調べ上げようと考えてたみたい。けど、夜中って事もあって、車と色はわかったけど、ナンバーまでは見えなかったって言ってた。」




私  「そうだったんだ・・・・・。」






誰も、何も言わないから・・・・・・。


私は仕事で毎日に近いくらい、実家に帰るから・・・・・・・。


彼は、その時自営で、時間は自由になるから・・・・・・・。




私たちは、周りが全く見えてなく、自分たちの思いのままに行動していました。


バレテ、当たり前です。。。。。








奥さんは、彼のお父さんに、この事を相談していたようで、お父さんもこの話し合いに来ていたらしいです。




話が始まったのは、日曜日の夜・・・・・。


奥さんの「話がある。」という、一言から始まりました。




そして、後をつけて行った事。


車の色を我が子に聞いて、(前に一緒に遊んだ事があった)同じだったから、確信した事。


電話代が急激に上がった事。


夜になったら、何かと理由をつけて出て行く事。


メールの数が増えた事。


携帯にセキュリティーが掛かっている事。




などなど、言い訳が出来ないくらい、固められたそうです。






そして、奥さんは「どこの誰?相手は結婚してないの?何で知り合ったの?」と、私の事を色々と聞いてきました。


が、彼はただ「同級生。」とだけ答えたみたいです。






私も彼も彼の奥さんも、同級生。


中学はそれぞれ違いますが、同じ区にある学校。


高校は私と彼が同じ。


彼の奥さんは隣の高校。




今、私が地元を離れていても、徹底的に調べられたら、多分私の事はすぐにわかるでしょう・・・・・。








「あんたの家庭まで壊す訳にはいかない・・・・。」と彼は言い、奥さんが泣こうが、わめこうが私の事は一切それ以上口を開かなかった様でした。