それから、そこに何時間いたでしょう。
予約時間になりましたが、その時の私には、病院よりも彼の方が大事でした。彼から「もう、いいよ。お前の考えはわかった。早く診察受けておいでよ。」と、何回も言われましたが、さっきの勢い?と、言うか割りきりは全く無くなっていた私の心。
『やっぱり彼がいい。こんな事で離れたくない。』という思いでいっぱいになりました。

私がホントに別で浮気をしていたら終わる話ですが、内田さんは信頼ある友達。その事を彼にわかってもらわないと!と、思い私は話を続けました。

私「内田さんはね、本当に信用のある人で、いつも困った時に助けてくれるの。あなたにはわからないと思うけど、兄と妹みたいな関係なんだよ。今回、私の転職の件でもお世話になっていてさ…。誕生日がきたからおめでとうメール送ったの。ごめん。嫌な気持ちにさせて。」

彼は私の話を黙って聞いていました。
そして彼は「お前さぁ、自分は良くて、人はダメ!みたいな所があるじゃん。アレはよくないよ。普通に考えて、嫌なことって大体みんな一緒でしょ。自分がやましくないからって、あからさまにそういう態度ってどうかと思う。けど、今更、男友達を切るって事は無理なのもわかる…俺も無理…。だから、やっぱり付き合っている以上、相手の事を考えるくらいは最低しないといけないんじゃないかな?」

と、言われました。
もっともな答えでした。

ここで一つ。私の自分勝手な考え方が表に出ました。
今考えると、この頃から彼は私のワガママにずっと我慢してきたのかなぁって思います。

今頃『結局あのくらいの女だった』なんて思っているのかなぁ?って…。