部屋の灯。 | ライス大盛りできますか? 全然できますょ! でもっまぁ…取りあえずアフタヌーンteaをどぅぞ\(≧▽≦)

部屋の灯。

『ただいま。』
今日も、バイト帰りの誰もいない真っ暗な部屋に向って言ってしまった。
「おかえり。」
この言葉が返ってくるわけないのに。それを分かっていて尚も言ってしまう。
一人暮らしを始めて約7ヶ月。実家にいた頃ゎ自分が1人で暮らすなど想像もできなかった。
そして何より、自分にゎ不可能だと思っていた。
実際、引越しをして、両親が『じゃぁね。』と言って私を1人残して帰った時、やっと実感が湧いた程だ。
始めゎさすがに、少々のホームシックにかかったが、今ゎそこまで帰りたいとゎ思わない。

それが成長というものなのだろうか。

日々の生活に追われて、目まぐるしさの中で故郷を思い出す回数が減っただけなのかも知れない。

入学当初。5限が終った夕方の帰り道。
下に通っている線路が見える道路がある。
故郷に続いていく線路を見て、帰れない4年間という年月の長さを感じたのを今も覚えている。

少しだけ鼻をツーンさせて帰る道沿いの家々に点けられた灯。
直線上に見える私の部屋ゎ真っ暗なまま、そこに存在していた。