今日という日【3月20日】
■地下鉄サリン事件発生
1995年3月20日。
平日の月曜日、午前8時頃、東京都内帝都高速度交通営団(現:東京メトロ)丸ノ内線、日比谷線各2編成、千代田区1編成、計5編成の地下鉄車内で、化学兵器として使用される神経ガス「サリン」が散布され、乗客や駅員ら13人が死亡、負傷者数は約6,300人。警視庁による正式名称は「地下鉄駅構内毒物使用多数殺人事件」。
日本において、当時戦後最大級の無差別殺人行為であるとともに、「松本サリン事件」に続き、大都市で一般市民に対して「化学兵器」が使用された世界史上初の毒ガステロ事件として、全世界に衝撃を与え、世界中の治安関係者を震撼させた。
事件から2日後の3月22日、警視庁は新興宗教団体「オウム真理教」に対する強制捜査を実施。事件への関与が判明した教団の幹部クラスの信者が逮捕。「林郁夫」の自供がきっかけで全容が明らかになり、5月16日に教祖「麻生彰晃」が事件の首謀者として逮捕された。
事件により「オウム真理教」は宗教法人の認可取り消し処分を受け、幹部信者の大量逮捕により脱退者が相次ぎ破産。現在は「Aleph」に改組し細々と活動を続けている。代表は「上佑史浩」。日本の公安審査委員会は破壊活動防止法に基づく解散措置の適用を見送ったが、アメリカ国務省は現在も「Aleph」をテロリストグループに指定している。
この事件に関与したとして指名手配されている「高橋克也」「菊池直子」の両容疑者は未だ逃亡中。
今日という日【3月19日】
■東電OL殺人事件発生
1997年3月19日。
東京電力社員の女性(当時39歳)が東京都渋谷区円山町にあるアパートの空き室で殺害された。
女性の遺体は1997年3月19日に発見され、死因は絞殺で、死亡推定日時は1997年3月8日深夜から翌日未明にかけてとされている。
被害者女性は、慶應義塾大学付属校を経て同大学経済学部を卒業した後、東京電力に初の女性総合職として入社。未婚のエリート社員であったが、後の捜査で、退勤後は、円山町付近の路上で客を勧誘し売春を行っていたことが判明する。被害者が、昼間は大企業の幹部社員、夜は娼婦と全く別の顔を持っていたことで、この事件がマスコミによって興味本位に大々的に取り上げられ、被害者および家族のプライバシーをめぐり、議論が喚起された。
1997年5月20日、警視庁は殺害現場の隣のビルに住んでいた不法滞在していたネパール人の男を殺人事件の実行犯として強盗殺人容疑で逮捕。男は一貫して冤罪を主張。2000年12月22日、東京高等裁判所で「犯行直前に被告人が事件現場にいたことと事件直後に金を工面できたこと」などを理由に有罪とし無期懲役判決が下り、2003年10月20日に最高裁判所で被告人の上告が棄却され判決が確定。
2005年3月24日、収監された受刑者は獄中から東京高裁に再審を請求し、継続中。現在、日本国民救援会が支援している。また、日本弁護士連合会も2006年10月に、冤罪事件として専門家の派遣、費用の援助など様々な形での支援を決定している。