今日という日【1月28日】 | 今日は何の日?【トリビアン】で雑学王

今日という日【1月28日】

■宇宙からの警告の日

1986年1月28日。

宇宙からの警告の日」とは、スペースシャトル「チャレンジャー号爆発事故」に因む。作家の「大江 健三郎」は「治療塔」の中でこの事故を「宇宙意志からの警告」と表現した。

チャレンジャー号爆発事故」は、アメリカ合衆国のスペースシャトル「チャレンジャー号」が射ち上げから73秒後に分解し、7人の乗組員が犠牲になった事故。

機体全体の分解は、右側固体燃料補助ロケット(Solid Rocket Booster, SRB)の密閉用Oリングが発進時に破損したことから始まった。Oリングの破損によってそれが密閉していたSRB接続部から漏洩が生じ、固体ロケットエンジンが発生する高温・高圧の燃焼ガスが噴き出して隣接するSRB接続部材と外部燃料タンク(External Tank, ET)に悪影響を与えた。この結果、右側SRBの尾部接続部分が分離すると共に外部燃料タンクの構造破壊が生じた。空気力学的な負荷により軌道船は一瞬の内に破壊された。
乗員区画やその他多数の機体の破片は、長期にわたる捜索・回収作業によって海底から回収された。乗員が正確にいつ死亡したのかは不明だが、何人かは最初の機体分解直後にも生存していたことが判っている。しかしながらシャトルには脱出装置が装備されておらず、乗員区画が海面に激突した際の衝撃から生き延びた飛行士はいなかった。

乗員の中には宇宙授業計画(en:Teacher in Space Project)による最初の教師として「クリスタ・マコーリフ」が含まれていたため、大勢の人が生中継で射ち上げを見ていた。メディアによる事故報道は大々的なものとなり、ある研究では調査対象となったアメリカ人のうちの85%が事故発生から一時間以内にこのニュースを知っていたという。「チャレンジャー号」の惨事は安全工学や職場倫理の事例研究として多くの場で取り上げられている。