今日という日【12月16日】 | 今日は何の日?【トリビアン】で雑学王

今日という日【12月16日】

■電話創業の日

1890年12月16日。

電話創業の日」とは、この日、東京市内と横浜市内の間で日本初の電話が開通したことに由来する。

電話は、1854年にフランスの「ブルサール」が理論的な提案をし、1860年にドイツの「フィリップ・ライス」が実際に制作した、豚の腸の膜を利用した音声を電流の断続に換える装置が、ベルの発明の先駆的なものとされる。ドイツ語でこれを「Telephon」と呼んだことから、、ドイツでは彼の発明とする意見もあるが、他国で広く認められたものではない。なお、ほぼ同時期にイタリアの「アントニオ・メウッチ」も音声=電流変換装置を作っている。

1876年2月14日午前11時頃、弁護士の「G・G・ハバード」が「アレクサンダー・グラハム・ベル」の特許明細書を提出、同日午後1時頃には「イライシャ・グレイ」が予告記載書を提出した。米国特許法の先発明主義(出願申請の日付ではなく発明成立の日付が早いほうに特許が与えられる)により、1876年3月7日に米国特許174465号として「グラハム・ベル」が取得した。

3月10日にマサチューセッツ州ボストンで、グレイ考案の液体抵抗型送話器の実験時に希硫酸をズボンにこぼした際の「Mr. Watson, come here, I want you!(ワトソン君、用事がある、ちょっと来たまえ)」という「グラハム・ベル」の音声が初めて通じた。これが特許紛争の一因となった。

1877年4月27日、「トーマス・エジソン」が、研究員に開発させた「炭素式マイクロフォン」を特許申請した。また、ベルの会社はエジソンの炭素式の「マイクロフォン」に似たものの特許を2週間前に取得していた技術者の「エミール・ベルリナー」を雇い入れた。

そのため、「ダウド裁判」と呼ばれる特許紛争がおこった。その結果、1879年、「ウェスタン・ユニオン」が所有するエジソンの「炭素式マイクロフォン」、グレイの「液体抵抗型マイクロフォン」の米国特許と電話事業とをベル電話会社(現:AT&T)に譲渡し、ウェスタン・ユニオンは電話事業に進出しないこと、ベル電話会社は電信事業に進出しないことと電話事業の利益の20%を17年間「ウェスタン・ユニオン」に支払うことで和解が成立、この結果、アメリカの電話事業、俗にいう「ベル・システム」における特許下の独占時代が始まっていく。