今日という日【7月4日】
■国鉄三大ミステリー事件
1949年7月4日。
「国鉄三大ミステリー事件」は、日本が連合国軍の占領下にあった1949年の夏に相次いで発生した、日本国有鉄道にまつわる真相に謎が残る三つの事件のこと。
・下山事件:1949年7月5日朝、国鉄総裁「下山 定則」が出勤途中に失踪し、翌6日未明、常磐線の北千住~綾瀬駅間で轢死体となって発見された事件。
・三鷹事件:1949年7月15日、中央本線三鷹駅で無人列車が暴走。死者6人、負傷者20人を出した事件。
・松川事件:1949年8月17日、東北本線松川~金谷川駅間で故意にレールが外され列車が脱線。死者3人を出した事件。
事件前日の7月4日に、国鉄が第一次人員整理通告を3万人の従業員に行っており、「国鉄三大ミステリー事件」の引き金とされている。
事件の捜査は、国鉄が人員整理を起こそうとしていたことから、人員整理に反対する国鉄労組による犯行という観点から進められた。
下山事件では、下山総裁が自殺なのか他殺なのかが争点になった。死体が生体轢断(自殺の根拠)か死後轢断(他殺の根拠)かで大きな争点となった。捜査一課は自殺説を主張、警視庁捜査二課が他殺説を主張した。最終的には他殺とも自殺とも結論を出せないまま、捜査が終了。
三鷹事件では、国鉄労働組合員11人が起訴された。裁判では10人に無罪判決が出て1人に死刑判決が確定。
松川事件では、国鉄労働組合員10人と東芝松川工場労働組合員10人の計20人が起訴された。裁判ではアリバイが成立して全員の無罪判決が確定。
これらの事件の背景には、1949年、中国大陸では国共内戦における中国共産党軍の勝利が決定的となり、朝鮮半島でも北緯38度線を境に共産政権と親米政権が一触即発の緊張下で対峙していた。このような国際情勢の中、日本占領を行うアメリカ軍を中心とした連合国軍は、対日政策をそれまでの民主化から反共の防波堤として位置付ける方向へ転換し、まずは高インフレにあえぐ経済の立て直しを急ぎ、いわゆるドッジ・ラインに基づく緊縮財政策を実施。同年6月1日には行政機関職員定員法を施行し、全公務員で約28万人、同日発足した日本国有鉄道(国鉄)に対しては、約10万人近い空前絶後の人員整理を迫っていた。
これらの三事件では、「GHQが事件を起こし国鉄労組や共産党に罪をなすりつけて、人員整理をしやすくした、直接関与したのは陸軍防諜部隊」とする陰謀論が存在する。一人の有罪が確定した三鷹事件もアリバイの存在や供述の変遷などから、冤罪疑惑が指摘されており、獄死した元死刑囚の家族により再審申し立てがされている。
1949年7月4日。
「国鉄三大ミステリー事件」は、日本が連合国軍の占領下にあった1949年の夏に相次いで発生した、日本国有鉄道にまつわる真相に謎が残る三つの事件のこと。
・下山事件:1949年7月5日朝、国鉄総裁「下山 定則」が出勤途中に失踪し、翌6日未明、常磐線の北千住~綾瀬駅間で轢死体となって発見された事件。
・三鷹事件:1949年7月15日、中央本線三鷹駅で無人列車が暴走。死者6人、負傷者20人を出した事件。
・松川事件:1949年8月17日、東北本線松川~金谷川駅間で故意にレールが外され列車が脱線。死者3人を出した事件。
事件前日の7月4日に、国鉄が第一次人員整理通告を3万人の従業員に行っており、「国鉄三大ミステリー事件」の引き金とされている。
事件の捜査は、国鉄が人員整理を起こそうとしていたことから、人員整理に反対する国鉄労組による犯行という観点から進められた。
下山事件では、下山総裁が自殺なのか他殺なのかが争点になった。死体が生体轢断(自殺の根拠)か死後轢断(他殺の根拠)かで大きな争点となった。捜査一課は自殺説を主張、警視庁捜査二課が他殺説を主張した。最終的には他殺とも自殺とも結論を出せないまま、捜査が終了。
三鷹事件では、国鉄労働組合員11人が起訴された。裁判では10人に無罪判決が出て1人に死刑判決が確定。
松川事件では、国鉄労働組合員10人と東芝松川工場労働組合員10人の計20人が起訴された。裁判ではアリバイが成立して全員の無罪判決が確定。
これらの事件の背景には、1949年、中国大陸では国共内戦における中国共産党軍の勝利が決定的となり、朝鮮半島でも北緯38度線を境に共産政権と親米政権が一触即発の緊張下で対峙していた。このような国際情勢の中、日本占領を行うアメリカ軍を中心とした連合国軍は、対日政策をそれまでの民主化から反共の防波堤として位置付ける方向へ転換し、まずは高インフレにあえぐ経済の立て直しを急ぎ、いわゆるドッジ・ラインに基づく緊縮財政策を実施。同年6月1日には行政機関職員定員法を施行し、全公務員で約28万人、同日発足した日本国有鉄道(国鉄)に対しては、約10万人近い空前絶後の人員整理を迫っていた。
これらの三事件では、「GHQが事件を起こし国鉄労組や共産党に罪をなすりつけて、人員整理をしやすくした、直接関与したのは陸軍防諜部隊」とする陰謀論が存在する。一人の有罪が確定した三鷹事件もアリバイの存在や供述の変遷などから、冤罪疑惑が指摘されており、獄死した元死刑囚の家族により再審申し立てがされている。