今日という日【12月30日】
■地下鉄記念日
1927年12月30日。
「地下鉄記念日」は、東京地下鉄道、浅草駅~上野駅間(現:東京地下鉄銀座線)が開業し、日本初の地下鉄が開通したことに由来する。
1933年5月20日には、初めての公営地下鉄として大阪市営地下鉄御堂筋線の梅田駅と心斎橋駅の区間が開通。それら以前にも、1915年には東京中央郵便局と東京駅の間の地下を走行する郵便物輸送専用の「地下鉄」が存在していた。
「地下鉄」はその後、大阪市では戦時中も資材不足に苦しみながらも1942年まで路線の延伸が進められた。第二次世界大戦後は、大阪市のほか、1957年開業の名古屋市営地下鉄東山線を皮切りに、公営路面電車が走っていた政令指定都市での代替交通手段として、公営地下鉄の建設・拡充が進んだ。背景には、渋滞の深刻化に伴い路面電車の定時運行が難しくなったことがあるとされる。1980年代後半頃から、建設費圧縮のためリニアモーターによるミニ地下鉄も一部で建設されている。
「地下鉄」は建設にも維持管理にも莫大な費用を費やす交通機関であることから、大量の輸送需要が見込める都市でないと建設・維持することが難しい。そのため、地下鉄のある都市の多くは100万人以上の人口を抱える都市圏。さらに建設費の償還や維持費の確保のため、他の公共交通機関と比較すると運賃が割高な傾向がある。建設しても需要が予想をはるかに下回ったとき、路線を管理する団体には非常に大きな負担となる場合もある。さらに発展途上国の場合、維持していけるだけの需要が見込めるにもかかわらず経済的に建設できる能力がないとき、先進国からの政府開発援助や世界銀行からの融資によって建設されることがある。