今日という日【10月6日】
■日本初の銀行強盗事件
1932年10月6日。
日本最初の銀行強盗事件は、「赤色ギャング事件」と呼ばれ、午後4時ごろ、東京府東京市大森区(現:東京都大田区)にあった川崎第百銀行大森支店に拳銃を持った覆面男3人組が裏口から押し入り、床に向け発砲。犯人グループは中にいた行員たちを応接室の前に並ばせ、その間に31,700円を奪って裏口から出て行き、用意していた自動車で逃走した。
警察の調べにより、犯人は拳銃の密売人と接触する際に検挙され、所持金の中に川崎第百銀行大森店にあったはずの拾円紙幣が混ざっており、自供。犯人は日本共産党資金局員で、供述により残る2人も検挙された。
赤色、赤とは、共産党員及びそのシンパ(同調者、支持者)のことを言う。当時、治安維持法などにより、社会主義運動のみならず自由主義者に対しても激しい弾圧が加えられていた。これを「赤狩り」と言い、ファシズム政権や軍事政権のもとで多くみられる。
この事件の犯行の目的は、日本共産党の活動資金の獲得であった。