今日という日【9月20日】 | 今日は何の日?【トリビアン】で雑学王

今日という日【9月20日】

■おニャン子クラブ解散コンサート


1987年9月20日。


国立代々木競技場第一体育館で、「おニャン子クラブ解散コンサート」が行われ、全国から3万人近いファンが会場に集まった。


おニャン子クラブ」は、1985年、フジテレビのテレビ番組「夕やけニャンニャン」から女性アイドルグループ。デビューした1985年4月から解散までの1987年9月の2年半、男子中高生に人気を博した。

結成当初は、「夕やけニャンニャン」番組内にて、司会を務めるお笑い芸人達の番組進行をアシストする立場であった。どこにでもいそうな素人レベルの女子高校生を中心に多数集めたグループは、それまでのアイドルとは異なる魅力で、当時の中高生男子の間に爆発的な人気をもたらした。この手法は、当時女子大生を中心に活動していた「オールナイターズ」を低年齢化させたもので、その人気は、当時のアイドルブームの中核ともなった。

また、メンバーを続々とソロデビューさせたり、毎週開催される番組内のオーディションなどにより、継続的にメンバーを追加したりするなど、独自の展開がアイドルの新たな売り方を示した。ソロメンバーだけでなく、「うしろゆびさされ組」や「ニャンギラス」、「うしろ髪ひかれ隊」などのグループ内ユニットも輩出し、一時は毎週のようにオリコンチャートを独占した。

このアイドル選出法やクラブ活動感覚の活動手法、さらには「バラ売り」の展開方法などが、後に同じく「秋元康」がプロデュースを務める「AKB48」のベースとなっている。

メンバー選出は必ずしも歌の上手い者やダンスの上手い者、美少女にはこだわらず、芸能人ではなくあくまで普通の女の子というコンセプトで、番組よりも学業を優先させるなど、その素人らしさと親近感が、放課後の女子校感覚や部活動感覚、バイト感覚、クラブ活動感覚をイメージさせ受けたとも言われる。


解散コンサートには全国からファンが会場に集まり、会場前の広場には チケットを手に入れられなかった数百人のファンが押し寄せ、その数は原宿駅に渡る歩道橋まで埋め尽くす程であった。そうしたファンは皆一丸となって会場から微かに聞こえてくる歌声を聞きながら声援を送っていた。

しかし、最終公演のアンコールに差し掛かった時に事件は起きた。「突っ込めー!!」の合図と共に親衛隊を中心とした数十人のファンが入り口のガラスを折りたたみ椅子で割るなどして乱入、これにつられて他のファン数百人も「俺達だって中に入る権利があるんだ!」と叫びながら警備員の制止を振り切って一気になだれ込んだ(この一件は翌日のニュースやスポーツ新聞で大きくとり上げられている)。 また会場内でも多くのファンが誰彼かまうことなく肩を組みながら歌を熱唱し始め、ステージとファンが一体となった。

これ以後、毎年9月20日にファン有志が代々木競技場近くの代々木公園に集まって集会(解散コンサートのビデオ上映会)が行われている。