今日という日【7月14日】
■サッカー戦争勃発
1969年7月14日。
サッカーの試合での遺恨がきっかけとなり、エルサルバドルとホンジュラスとの間で戦争が勃発。
「100時間戦争」「エルサルバドル・ホンジュラス戦争」とも呼ばれ、レシプロ戦闘機同士の空中戦や撃墜が起こった最後の戦争としても知られている。
1970年開催予定であった「FIFAワールドカップ メキシコ大会」の出場権を巡り、1969年6月8日、ホンジュラスのホームゲームで、ホンジュラスvsエルサルバドルの予選1回戦が行われた。結果は1-0でホンジュラスの勝利。その際、熱狂的なサッカーファンであったエルサルバドルの18歳の女性がピストル自殺をしてしまう。彼女の葬儀にはエルサルバドルの代表選手や大統領などもかけつけ、一大イベント化した。
国の威信をかけた6月15日のエルサルバドルのホームゲーム。結果は3-0でエルサルバドルが勝利。当時得失点差は加味されなかった為、6月27日の最終戦で延長の末、3-2でエルサルバドルがワールドカップへの出場を決めた。
この最終戦の直前、エルサルバドルはホンジュラスへ外交関係断絶を臭わせ、ホンジュラスを脅迫していた。が、試合に負けたホンジュラス側が断交を持って応じ、両国の関係は最悪の状況となった。
国民感情の悪化と、ワールドカップという国を挙げたイベントが重なり、戦争へと発展。1969年7月14日18時10分、エルサルバドル空軍はホンジュラスの飛行場及び、軍事施設10数ヵ所への爆撃を行った。
エルサルバドルの攻撃をきっかけに始まった「サッカー戦争」。この100時間ほどの戦争による双方の死者は合計数千人にのぼった。死者のほとんどはホンジュラス人の農民であり、このことは両国間に大きな亀裂を作った。
米州機構が調停に乗り出し、7月29日にエルサルバドル陸軍が撤退を完了し、停戦が成立した。