今日という日【7月7日】
■カルピス発売
1919年7月7日。
日本で初めての乳酸菌飲料「カルピス」が発売された。
1902年、当時25歳の僧侶出身の三島は内モンゴルを訪れ、そこで口にした「ジョッヘ」という飲み物を参考にして「カルピス」を開発、販売し、この飲料と同名の企業の創業者となったと伝えられている。
脱脂乳を乳酸菌で発酵(酸乳)しこれに加糖、さらに酵母による発酵が「カルピス」独特の風味を出している。
社名にもなっている「カルピス」は、「カルシウム」とサンスクリットの「サルピス:熟酥」を合わせたもの。
乳酸菌飲料の「カルピス」は、原液は非常に高濃度でそのままでの飲用は推奨されていない。水、湯、または牛乳で2.5~5倍程度に希釈して飲用とする。かき氷のシロップとして、また「カルピスハイ」などの材料にも使われる。原液はその濃さから常温保存しても腐敗しにくい性質であり、戦前から一般家庭の常備品や軍隊の補給品として、戦後は贈答用としても広く使われている。
1973年には希釈済みの製品として、炭酸水で希釈した「カルピスソーダ」を発売。炭酸水希釈のソーダ飲料としたのは、当時の技術では普通の水による希釈では長期の品質維持に問題があったため。
1980年代も終盤に差し掛かると生活様式の変化により、飲用時に希釈が必要な従来の原液「カルピス」は、一般家庭において徐々に疎遠な存在となった。そのため1991年には希釈の手間を省いた「カルピスウォーター」が発売され、大ヒット商品となった。
「カルピス」のパッケージの水玉模様は、発売日の「七夕」に因んで「天の川(Milky Way:ミルキーウェイ)」をイメージしたもの。最初は青色地に白い無地玉であったが、1953年に色を逆にして、白地に青い水玉とした。