今日という日【6月2日】
■ぐうたら感謝の日
1975年6月2日。
「6月に祝日がないのはおかしい」とのび太国が制定した。制定に至るまでの過程はきわめて単純で、ドラえもんの道具「日本標準カレンダー」に赤いシールをカレンダーの6月2日に貼っただけ。
のび太国会で、「6月に祝日を作る」という法案が提出され、即時可決(投票数1、賛成1、反対0、棄権0)され、この日はぐうたらな国民性を反映した祝日がよいと考え、「ぐうたら感謝の日」とすることが決まった。あわよくば「ぐうたらウィーク」を施行する法案も検討することになった。
ところが、制定した本人がその祝日を忘れており、本末転倒であり、テレビも午前中は出演者が寝そべって会話をしたりしていたが、午後になってすべてのテレビ局が放送を中止した。この日は国民全員が働いてはいけないため、店などはすべて休業、さらに公共交通機関も休業であった。また、家事をすることも許されないため、空腹の限界を国民が訴えた。さらに電力会社なども休業したため、電気、ガス、水道がストップした。救急センターなども休業したため、急病人の搬送や火災の通報ができなくなった。
結果、この祝日のおかげで国は麻痺し、この祝日は最初の1年限りで終了した。
もちろん「ドラえもん」の世界の話であり、全てフィクションである。