今日という日【5月16日】 | 今日は何の日?【トリビアン】で雑学王

今日という日【5月16日】

■十勝沖地震


1968年5月16日。


北海道十勝沖からロシア連邦のカムチャツカ半島沖にかけて千島海溝があり、この海溝では太平洋プレートが北アメリカプレートの下に年間数cmの速度で沈み込んでいる。このため両プレートの境界で歪みが発生し、その歪みの開放により発生する逆断層型の海溝型地震が、十勝沖地震である。

午前9時48分53秒に発生し、マグニチュード7.9を記録した。最大深度は5。

北海道から東北北部で揺れや津波の被害があり、52人が死亡、330人が重軽傷を負った。また住宅被害は全壊673棟、半壊3,004棟、一部損壊15,697棟にのぼった。特に青森県は、死者・行方不明者48人、建物全壊646棟、半壊2,885棟、一部損壊14,705棟と被害が集中し、青森市や八戸市、十和田市、むつ市、三沢市をはじめとする県東部に大きな被害をもたらした。

津波は10時20分ごろから三陸沿岸を中心に襲来し、三陸沿岸の一部で3m~5m、襟裳岬で3mを記録した。これにより、建物浸水529棟、船舶沈没、流出127隻の被害が発生。八戸港内ではタンカー損傷による燃料流出事故も生じたが、干潮時だったことが幸いし、また、昭和三陸沖地震やチリ地震の津波を教訓とした施設設備等もあって、被害はそれほど大きくならなかった。

この地震により、十和田湖名勝であった蝋燭岩が倒壊したり、南部鉄道が廃止に追い込まれることとなったほか、函館大学三沢商業高等学校八戸東高等学校八戸工業高等専門学校、むつ市役所庁舎の倒壊(圧壊)をはじめ昭和30年代後半から建てられ始めた比較的新しい鉄筋コンクリート造公共建築物の被害が目立った。この地震を契機に、1971には「建築基準法施行令」の改正及び「日本建築学会鉄筋コンクリート構造計算規準」の改定がなされている。