テレビのバラエティーとかを見ていて、こんな発言をしている人がいました。
最近年取って一段と涙もろくなったと...
学生の頃はなんとも思わなかったけれど、学生を卒業して働くようになって、
こういう人は絶対に良い人であるということ。優しい人であるということ。
今思い返せば、優しそうなお父さんとかがこういう言葉を言っていたように感じます。
私がなぜそう思うか?
生きていれば嫌なことなんてたくさんあります。
私も仕事をしていて嫌なことを言われたりキレられたりミスしたり数えられないくらい嫌な思いしています。
ストレス耐性なんて言いますけど、人間生まれてストレスの許容範囲は決まっていると言われています。
そのストレスをどれだけ溜めずに上手く発散できるかが鍵なわけです。
ストレス耐性があると言われている人はそれが上手いと思います。
すこし論点がずれましたが、若いうちは頼れる人がたくさんいます。
友達や親、兄弟、恋人、同僚などなど...
嫌なことがあっても、話せる人がいると思います。
では、年を取ったらどうでしょうか?
ストレスは増えるばかりだと思ってしまうのです。
親の介護問題や、お金の問題、仕事の問題、将来の不安や世間体などなど...
相談できる人もどんどん減っていきます。
友達とは今までの頻度では会わないし、子供ができれば、休日もあってないようなもの、お金は今までの倍はかかるのではないでしょうか。
こんな不安定の環境で生きていたら、安心できる人や環境があったら今まで普通だったところも感動してしまうのもわかる気がします。
私も、仕事で客に怒鳴られたことが何度もあります。
それを同じ従業員に話すととても共感してくれて、笑ってくれます。
でも親に言っても全然人の話を聞いてくれません。あぁ、こんな話しなきゃよかったと思ってしまうほど。
自分の安心できる環境は今までの環境とは限らない。そう思いました。
きっと、年を取って涙もろくなった人は頑張ってきて、安心できる環境や、安心できる人に出会えた。
そんな人かなと思います。自分一人で抱え込んできた強い自立した人なんじゃないかと思っています。