600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス (角川SSC新書)/上阪 徹
¥798
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サイトの存在自体は知っていたけど、使ったことがなかった「クックパッド
そんなクックパッドができるまでの道のりと、運営。
さらに、クックパッドを運営していく上で大切にしていることなど。
ビジネスマンとして、とても感銘を受けた本でした。

個人的に2009年No1本ですkirakria*


いくつか、気になった部分を引用しておきます。


情報の送り手側はユーザーに甘え、傲慢になっている
「サービスの送り手というのは、知らず知らずのうちに、お客さまやユーザーに甘えてしまうんです。送り手側が”このくらいはお客さまにできて当たり前だよね”ということを言語化されないレベルで思ってしまう。お客さまからすれば、それはとんでもない傲慢に映っているんです。自分たちが思っている以上に、サービスの送り手は傲慢だし、お客さまに甘えている。それが多くの場合、現実だと思うんです。」

説明が必要なサービスは、レベルが低い
日本の製品には説明が多い。これではグローバルで戦えない
「最も重要なのは、いったことを実現するのではなく、サービスをよりよくすることに集中することです。実はリニューアルというのは、こちらの都合なんです。なのにユーザーに告知してしまうとどうなるか。何が変わってしまうのか、と不安が募るばかりになる。実際、かつてリニューアルを宣言して、問い合わせが殺到したことがありました。ここは変えないでほしい、ここは変わるんですか、と。これで業務に支障が出てしまって。また、基本的にリニューアルは、使い勝手がよくなる、というマインドがある。ユーザーの期待値を大きく高めてしまうんです。これは諸刃の刃になります」

「こうすればいい、なんてものはないと思っているんです。試行錯誤の中で仮説を立てて検証し、テクノロジーを学んで、というプロセスを日々繰り返すしかない。エンジニアも同じ。すでに出来上がったプログラマーやエンジニアが存在するのではなく、議論をたくさんして、仮説検証や試行錯誤を繰り返す過程で、優秀なエンジニアは作り出されていく。でも、実はその過程こそ、エンジニアにとっては、とんでもなく面白いものなんですけどね」

お金を払ってくれる顧客だけを見ていると、事業を見誤る
「僕はそれはウソだと思っています。だって、消費はどのくらい減ったんでしょう。GDPのうち、個人消費300兆円は、ほとんど変わっていない。つまり、売れているところは相変わらず、いや、もっと売れているところもあるということです。逆に売れていないというのは、今までの方法では売れなくなっている、ということではないでしょうか」

オフィス環境に徹底的にこだわるのは、それこそ経営力だから



この本を読んでからクックパッドをちょくちょく覗くようになりました。
また、クックパッド株式会社の佐野陽光社長にお会いしたいと強く思いました。