彼には高校生と中学生の子供がいると最初に聞いていました。
奥さんとの関係は冷えていても子供たちとすごく仲が良さそうだったので、
ちょっと子供たちへやきもちな気分でした。



「実は、○○と△△(彼の子供)は、俺の子供じゃないんだ」
「???」
「○○と△△が小学生の時、子供たちから泣きながらお願いされた・・・私たちのお父さんになってって。それが全てだった」
「???」
「20日までには話そうと思ってた」
「うん」
「言うのが遅くなってごめん」
「ううん。なんて言ったらいいのかわかんなくて・・・」
「ビックリした?」
「心臓止まるかと思った」
「ごめん」
「ううん。話してくれてありがとう」
「でもね、血は繋がってなくても本当の子供だと思って今まで暮らしてきた」
「うん、わかる」
「夫婦は偽者でも親子は本物だと思ってる」
「うん」
「だから子供のためだって言われると・・・嫌な事や辛い事も我慢してきた。俺は働き蜂・・・でも子供たちを見てると・・がんばるしかないと思う。ごめん・・・驚かせてしまって!」
「ううん」
「でも、知っていて欲しかった」
「話してくれてありがとう」
「ルイ、愛してるよ」
「私も愛してる。何も変わらないから」
「うん、ありがとう。でも・・・馬鹿な男て・・思ったでしょう?」
「テルらしいって思った。みんなができないことを当たり前のようにやる。でも私はテルのそんなところが好き」
「俺は相当馬鹿だよ・・・それでもいいの?」
「テルがいいの。テルじゃなきゃだめなの」
「ルイは俺には勿体ない女房だな・・・」
「私と出会ったことを後悔してない?」
「なんで?・・未来が見える。今までは死んでいた。俺が俺じゃなくなっていた。俺の名前が泣いていた・・・ルイ」
「はい」
「俺に未来を見せてくれてありがとう。ルイは俺を俺らしくいらせてくれる。ルイ」
「はい」
「将来必ず一緒になろう」
「はい」
「もう一度聞くけど・・俺はかなりの大馬鹿だけど、それでいいの?」
「そこが好き!」
「ありがとう」
「テル・・・」
「なに?」
「テルのこと、ほんとに愛してるから」
「うん」
「うれしかった・・・ありがとう」
「ごめん・・・なにがうれしかったの?鈍感でごめん」
「将来必ず一緒になろうって言ってくれたこと」
「そうか・・俺は鈍感だな(;一_一)」
「うん(笑)でもそれがいいとこ」
「そうかぁ~後から鈍い人とか言われそう」
「テル、がんばろうね」
「うん」
「それまでにつらいこといっぱいあると思うけど」
「うん、我慢。辛い事を沢山しのげば、その分たくさん幸せになれる」
「うん」
「ルイ」
「はい」
「これは約束です」
「はい」
「嫌な事があったら、必ず言葉にだして俺に言う。いいね?」
「はい」
「そして、何時も俺に笑顔をみせて下さい(*^_^*)」
「はい!」
「それだけで俺は頑張れます。ルイも俺に何かない?」
「今のテルのままで変わらずにいてください。何回も言うけど、テルの考え方、生き方を尊敬してます」
「はい。俺もルイを尊敬しています」


子供たちのことは本当に驚きました。
子供たちに泣いて頼まれたから、結婚した・・・
情を重んじる、なんとも彼らしい話です。
でも、実子でないという事実にちょっとホッとしたというのも事実なのでした。