派閥の政治資金をめぐる問題の結論は「それぞれの会派の会計責任者の責任」ということになった。それぞれの会計責任者が勝手にやったこと・・・ということで幕引きをはかったことになる。
こういう幕引きをはかることが公然と主張されること自体が、今の政治の「どす黒い」部分のようなものを感じる。
くさなぎ剛さんが主演した「嘘の戦争」というドラマがあったが、そのドラマの中の内容と 変わらない。政治家の方は、口では「政治不信を何とかしなければならない。この状況を変えなければならない」と言っているが、「会計責任者の責任」ということで終わらせようとしていることに どうしようもない政治の腐敗を感じずにいられない。
・政治家のパーティ券のキャッシュバック分を政治資金収支報告書に記載していなかったのは会計責任者の責任で、いくつかの会派があったが、すべて「会計責任者が行ったことで、何も知らなかった」とのこと。
※本当に何も知らなかったのか?
・キャッシュバックを受けていたお金はどこに行ったのか?
何に使われたのか?
・「今後は会計スタッフの指導に努めます」・・ホントなのか?
あくまでも会計責任者だけが勝手に行ったことになっている。いずれの会派も???。
・会派の幹部は、何も知らない。会計責任者は離党させられ、そして 国会議員も辞職させられ、そして、こういうことの責任をとらされるので、世間からは非難を浴び、口は封じられ、社会から干されることになる。まさに トカゲの尻尾 になるのである。
・「政治不信を何とかしなければならない」・・・と発言しているが、個人的には
「どの口が言っているの?」って思ってしまう。
東京国税局の捜査に「横やりが入ったのだろう」
何らかの「圧力がかかった」のだろう。
草なぎ剛さんの「嘘の戦争」を見たけれど、
現実は、ドラマよりも ずっと おぞましく、根が深く、どうしようもない
ということがわかった。
週末を迎えるのに、気持ちがドンヨリしているのは、
こういう事実だなぁ。失望しかない。
「トカゲの尻尾切り」
「幕引きをはかる」
「横やりが入る」
こういう言葉は、知りたくもないし、
こういう言葉を使わなくてもいいのなら使いたくもない
「トカゲの尻尾切り?」「幕引きをはかる?」
何それ? 言葉の意味がわからない!
そういうピュアな政治が行われてほしいものである。