小室氏が再びピアノの前へ向かいます。

ここからはタイムマシンのようにめくるめく楽曲が駆けていく。

記憶の曲順はおぼろげであいまいですが、ピアノを弾くその後ろ姿は情熱的であり、またメロディとあいまって、美しくも、ときには神秘的ですらありました。

ランダムですが、carol、still love her、human system、1974、get wild、self control、time to count down、beyond the time。

moog pianobarでシンセサイザーの音色を変えながら。

早いパッセージから、ジャズっぽさまで、ピアノとシンセサイザーの音が響きます。

上記楽曲のなかにはこの日の観客からのリクエストも入っています(1974)。『みんなリクエストあったら言ってね』と小室氏がトークで話しました、そのときに観客から声が挙がった曲。

メドレー終了。

会場は拍手喝采です。
小室氏が『ソロコンサートなのでこういう方を』との言葉により、ライターの藤井テッカン氏が舞台に登場。

『藤井氏はTMネットワーク時代から、僕をおっかけて、ライターをしてくれています』との説明があり、藤井氏もリラックスしたご様子で、観客にご挨拶。

藤井氏が『ソロコンサートはどうですか?』をはじめとして、いろいろと質問。

小室氏が『北陸は盛り上がらないとか暗いとか言われるけど、今日は大丈夫、ありがとう』と言い、観客に暖かなコメント。

みんながリラックスした雰囲気となった気がします。

藤井氏『実はオープニングはマイレボリューションだったけど、いきなり小室さんがSeven days warから入ったので、驚いた』

小室氏『弾きたくなった。実際に会場での観客の空気感を感じると、変わってくることがある』

やはりアーティストの感覚はすごい。それをすぐに表現できる技術もすごい。スタッフは大変だったようですが。

藤井氏『スタッフがいつ僕のステージ椅子をだしていいかタイミング探してましたよ』

気さくなお人柄の藤井氏、小室氏との掛け合いも絶妙で、楽しく場を盛り上げます。

小室氏『渡辺美里さんの卒業も弾こうかなと思った』

お茶目な一面を見せてくれます。

そして『TMネットワーク時代の曲をメドレーで』と小室氏。

会場のライトが落ち、スポットライトの中、小室哲哉が登場。

軽く会釈、そして挨拶をして、そのままピアノの前へ。

オープニングはSeven days war。彼がピアノを弾き出した。スタインウェイピアノとmoogのpianobarによるストリングス系の音色による演奏。

と、いつのまにか、マイレボリューションのメロディ。そのなかに渡辺美里さんに提供された楽曲のいくつかのメロディが編み込まれ、変幻自在なピアノプレイ。

楽曲構成もさることながら、独特のタッチによる音色、強弱によるコントラストは圧巻。

メロディは、再びマイレボリューションとなり、ひとまずオープニングは終了。