ホンネとタテマエ | 風来坊が好き勝手言う「やかましいわぃ!」

ホンネとタテマエ

日本人はホンネとタテマエを使い分けることが多いと言われる。筆者もそう考えるし、同意する日本人は多いだろう。実際、ホンネだけで生活できるのは乳幼児のみであり、周囲との軋轢を避けて円滑な社会生活を送るためにタテマエは不可欠である。社会生活を送るうえでは必ず周囲と折り合い、譲るところは譲り我慢するところは我慢しなければならない。綺麗事を語ることも必要だ。しかし、世界的に「タテマエに疲れた」人々が続出しているような事象が散見される。英国のEU離脱しかりAmerica first しかり、そして日韓の問題もそうだろう。また、国内の問題を考えても立場の異なる相手を尊重できない風潮はとても気になる。

この際だから、一度ホンネをぶつけ合ってみるのもよいのではないかとも思えてくる。「なんであんな連中と協力しなければいけないんだ!」「なんであんな人たちの面倒を見ないといけないんだ!」「お前たちに言われる筋合いはない!」「あんたらはそこまで偉いのか!?」きっと罵詈雑言が飛び交うことになるだろうが、ある意味でスッキリするかもしれない。

ホンネとタテマエの間でもがきながら生きることも、我々に課せられた運命なのである。そのプロセスの1つとして、互いのホンネをぶつけ合うことで見えてくるものがあるかもしれない。