義父が3ヵ月半に及ぶ入院生活から在宅介護に切り替わりました。
初日、介護施設から医師や看護師さん、介護福祉士さん総勢6名が家に来てくれて、
義父の体調のチェック、器械の取扱い方や今後の生活指導等が、
4時間近くにわたって行われました。
みなさん優しい雰囲気で、わかりやすい口調なので安心感がもてました。
聞いている間じゅう、ずっと気になっていたのは、

「おとうちゃんは何の仕事してはったん?」
「(義父の病歴について)おかあちゃん覚えてはるかな?」

といった具合に、義父母に話しかける時、または、義父母のことを指す時に、
「おとうちゃん」「おかあちゃん」と言うこと。
義父母は息子にも「おとうさん」「おかあさん」と呼ばれていますし、
お互いのことを呼ぶ際にも「おとうさん」「おかあさん」と言っているので、
「おとうちゃん」「おかあちゃん」と言われていることに違和を感じるのです。
入院していた病院の看護師もそうでした。

「おかあちゃん、おとうちゃんの体重わかる?」

などといった調子で、入院初日に聞き取りをしていて、
隣にいた私はずっとモヤモヤしたものを感じていました。

「この病院、なんや雑なんか?」

ぐらいのことまで思っていたのですが、今回、

「これは親しみやすさの演出なんやな」

と思うようになりました。


  ※ ‟仙太郎”の柏餅。安定の美味しさ。