はじめに

突然ですが、あなたは今の仕事、生活に満足していますか? 

このブログを見てくれる方は、おそらく転職や就職を考えている最中で、生き方に悩んでいる方だと思います。

私自身、4月から社会人3年目になろうとする今、自分の生き方や考え方に多くの疑問を抱き、何かを変えようと思って決断に至り、それでも尚、これからどうして行くべきか、悩んで悩んで悩んで考えて悩んで・・・。
そんな葛藤や決断を伝え、悩みを共有し、背中を押せるようなブログにして行きたいと思います。


2017年春。

私は工業大学を卒業して障害福祉の道に進みました。大学で専攻していたのはデザイン。つまりデザイナーになるための学校でした。

それ故に、入社当初の周囲からの反応は、神妙な面持ちで「なんでここに来たの?」というような質問ばかりでした。

なんでか?自分でも分からない。

大学を選んだ理由は受験が面倒で家から近くて通いやすい大学を選んだだけに過ぎないし将来のことなんて何も考えないまま気付いたら就活がやってきて、
スキルも社会経験も無かった自分にとっては、就職活動が嫌で嫌で仕方がありませんでした。

ただ、次々と内定をもらう同期の姿を見て、このままではいけない、このままではダメだと感じ、何かを変えようと思い様々な業界を見て歩き、そこで内定をもらった会社が、今私が務めている障害福祉の施設でした。


施設での仕事

0からの出発だった私は、今までの人生で障害者と関わる機会もなく、当然、分からないことだらけでした。

1年目はとにかく仕事を覚えることに精一杯。それに加えて社会経験の浅かった私は、毎日のように指導対象で問題児でした。入社して3ヶ月くらいは、自分の選択が間違っていたのだろうかと葛藤しながら、それでも

「所詮、違う畑の人間だから」

そんな風に思われたくなくて、とにかく一生懸命に働いていました。

今思えば、あの頃の方が真摯に利用者と向き合い、情熱を持って福祉の仕事に取り組んでいたと思います。

そんな中でも、大学で学んだデザインを活かす機会は多くあり、施設の幹部からはポスターやチラシ作りや広報活動など、様々な仕事の依頼が私宛に届きました。

施設といっても会社は会社なので、大きく成長する為には広報活動は欠かせないのです。
ただ、ITとは程遠い業界でもあるので、それを出来る社員など殆ど居なく、私のような社員は貴重だったのです。

社会人2年目になって

施設の職員として仕事がだいぶ板についてきた頃、私は会社の企業ブランディングや採用活動など、日常業務と会社全体の運営と2つの顔を持つようになり、持ち前のデザインは数多くの仕事を受注するようになってから飛躍的に向上していきました。

上司や先輩、同僚からも君のデザインは凄いと一目置かれるようになり、工大卒の福祉デザイナー何ていう生き方も悪くないなと考えることも多くなりました。
今まで味わったことがなかった自分の居場所」のようなものがそこにはあったような気がしました。

その反面、私の業務は激務で、勤務時間内は施設の職員として働き、終業後や休みの日はデザイナーとしての活動を余儀なくされました。

とにかく社会経験が無かった私にとっては、デザインの持つ力の大きさが分からず、大学で勉強したデザインツールスキルやマーケティングなどは、お道化程度のものとしか考えていませんでした。学生の頃の自分は社会の役になんて立たないだろうと自信を無くし、はやく内定が取りたいと逃げるように就職活動をしてきたからです。

しかし、社会人として2年やっていくうちに、自分の能力は、この狭い施設の中だけでなく、
広い世の中に出ても通用するんじゃないか?
もしかしたら、そこには新しい生き方があるんじゃないか?
と魔が差したかのように漠然と考え始めるようになりました。

そんなタイミングで、
これは本当に神様のイタズラだったのか、
私は起業家やフリーランスという働き方、生き方を知ってしまい、共感するようになりました。

好奇心の強い私は、取り憑かれたかのように調べ始め、独立を決意しました。

しかし、そこには無数の不安や葛藤があり、
今すぐに仕事は辞めることはできないけど、自分はどうすれば理想の人生を歩めるのか、幸せになれるのか考えながら3年目の春を迎えようとしています。

このブログではこれから独立に向けて何をしてどう生きるかを書き綴っていけたらと思います。