広島の原爆ドームと並び、日本人なら一度は訪れてほしい場所です。
 靖国神社参拝については、隣国が何かと干渉*¹してきますが、気にしなくて大丈夫です。
 なぜならこれは日本人としてのマナーの問題であり、他国にとやかく言われる筋合いはないからです。
 こちらに祀られている御霊は何も戦時中(日清~太平洋戦争)の方々だけではなく、遡れば坂本龍馬等の明治維新に活躍した方もこちらに祀られています。
 つまり、開国から今の日本をつくるため、守るために亡くなってしまった方を祀っているのです。
 また、戦間期の方々であっても確かに帝国主義や軍国主義、全体主義の時代ではありましたが、個人からすれば護国の為、家族の為に亡くなっていったことは紛れもない事実であり、当時、開国してからアジアで唯一*²本当の意味での独立を守り続け、欧米諸国からの植民地支配を一度も受けたことがなかったのは、こういった先人達のおかげです。
 靖国神社や英霊の存在が、今を生きる現代人に戦争の正当性を示し、再び戦争を誘発する存在になるという見方も、もちろん出来ると思いますが、日露戦争のように避けられずして起きる戦争や、抵抗しなければ日本が飲み込まれてしまう戦争も必ずあるはずです。歴史をみても、特に領土問題については、結局は武力紛争による解決が多く、現状、有効な解決策はありません。そういった時に母国を守ろうとする戦意は愛国心無くして起きないと自分は思っています。
 そのため、ここに参拝に行くのは、日本人として、先祖のお墓参りに行くのと同じくらい当然の感覚で、これからもあり続けて欲しいです。
 
*¹:隣国は主に「極東裁判」で戦犯と裁かれた方も靖国神社に祀られているため、何かと干
渉してきます。
 しかし、極東裁判は戦勝国が敗戦国を一方的に裁いており、例えれば中世の魔女裁判と同じくらい理不尽なものでした。
 確かに裁判では天皇や国民への責任追及がなかったものの、それはアメリカから日本が唯一示唆された降伏条件であり、戦後も天皇制の保持があったからこそ日本は降伏を受け入れました。
 また、戦争において敵国であっても非戦闘員への殺戮は犯罪ですが、この裁判では日本の政治家及び軍人は戦犯とされ、原爆を投下したアメリカ側については不問となりました。
 このように、どっちにしても曖昧な裁判結果を理由に隣国は靖国神社参拝に干渉しているのです。
 確かに、法で裁かれ、既に決まった判決を今更変えることは出来ません。
 また、この判決を日本が認めたからこそ、戦後の日本が国際社会に復帰することができたという側面もあり、一概には言い切れませんが、隣国の主張が全てだとは思わないでほしいのです。
 こういったことを知らないと日本人の中にも「隣国から毎回非難され両国の関係が悪くなるなら参拝なんてやめたら?」と思ってしまいます。
 
*²:当時アジアで独立していたのは、日本と現在のタイ(当時のシャム)ですが、タイが独立できていたのは、フランスとイギリスの思惑にあります。
 タイは当時フランス植民地とイギリス植民地に挟まれていたため、この両国が植民地であっても国境を接するのを嫌がり、緩衝地帯として、タイの独立を維持させていました。
 つまりフランスとイギリスの植民地争奪戦回避の為にタイは利用されていたのです。