日露戦争で活躍した軍神乃木大将の貴重な資料が観られます。
 乃木大将は日露戦争の旅順攻囲戦などで活躍し、当時なら捕虜となった敵将は処刑するのが常識でしたが、相手への高い敬意を払い、無事にロシアへ返還させました。
 こういった行動が国内だけに留まらず、対戦国だったロシアの新聞紙に載るほど高い評価を受けています。
 しかし、当本人は旅順攻囲戦で多くの自軍将兵を死なせた事を悔やみ、切腹しようとしていましたが、それを明治天皇が制止し、明治天皇に自分が死ぬまでは死ぬことは許さないと言われ、切腹を取りやめました。
 そして明治天皇が崩御した際はその言葉通り、後を追い切腹しました。
 そこまでするのは少し狂信的に感じるかも知れませんが、当時はまだ武士道精神や大和魂とも言えるものが残っていたり、天皇の持つ権威も違うので、一概に現代の感覚でそれを推し量る事は出来ないと思います。
 また、切腹が良いか悪いかは別として、自分が死刑になる為に殺人を犯すような現代の日本人に同じことは出来ないのではないでしょうか?
 乃木大将はその後、国葬され、その名前に因み乃木坂46で有名な乃木坂という地名が作られました。