前回の記事で、日本人の自虐史観について触れましたが、では何故、日本の現代人はこのような歴史観を持つに至ったのでしょうか?
確かに、大きな理由に教育機関がこの時代について、大まかにしか教育しないことも理由の一つのだとは思います。
自分は今26ですが、親の世代、更にその上の世代にこの時代を聞いても全く返答はありません。
戦国時代や鎌倉時代にはある程度の知識があり、その会話もスムーズですが、明治以降及び近現代史の部分についてはあまり語らず、まるで封印したかのように黙りこんでしまうのです。
自分は前からそのことを疑問に思っていました。
確かに明治以降の日本は富国強兵のもと、欧米列強に追いつこうと、開国以来、内外ともに戦争ばかりしていました。
その戦いの規模は確かに戦国時代と比べて大きいとは思いますが、同じように人が死んでいるのに、何故目を背けようとするのでしょうか?
それは、戦後、戦勝国による徹底した日本の改革と国体を変えることで、日本から明治以降の価値観の全てを変えてしまったからだと思います。
多大な犠牲を出しても、敗戦してしまった戦後間もない頃の日本では、それまで日本が行ったことや国体は全て否定され、戦勝国の考えが全て正論として定説化してしまいました。
その世代は正に戦争を忘れたい世代であり、どんな形であれ、平和を尊重し、戦争という言葉に敏感になった時代でもあります。
だからこそ、地政学的に危険な場所に居るにも関わらず、軍隊を解体してしまいました。
それらの危険性は戦前の日本なら分かっていたはずです。
そして、過去の歴史を自虐し、以降の世代には日本が悪かったと教え、積極的に良かった部分を受け継ごうとはしませんでした。
そのため、現代人は悲惨な戦争があったという結果は知っているものの、何故戦争に至ったのかという過程を当時の日本の立場から考える事が出来ず、とりあえず戦争反対という思いだけを持ち、忘れたいと思う以前に知りもせず忘れてしまっています。
そして、この「忘れたい」と、「忘れてしまった」では全く意味が違います。
自分は昔の大日本帝国を肯定し、今の日本国を否定している訳ではありませんし、その逆も同様です。
しかし、戦争に至る経緯を忘れてしまうと、また同じ過ちを犯してしまいます。
時代は違えど、戦争に至る経緯は第一次から第二次世界大戦及びあらゆる戦争で似ている部分が多々あります。
そういったことを歴史から学ばないのなら、何から学ぶことが出来るのでしょうか?
先人が、命に替えて教えてくれた教訓を後世に伝えていかないと、子々孫々に恥ずかしいですし、亡くなった先人に顔向けできません。
今は上の世代と違い、本以外にもスマホ片手にいろんな手段で情報が得られる時代です。
そのことを活かし、世界情勢が戦争に向かう今こそ、自分なりの方法で、忘れてしまった戦争の歴史をもう一方の目線から辿るべきではないでしょうか?
そして、それを現在に置き換えて、戦争回避への道を模索していくべきだと思います。