中国が日本に対し、台湾問題に関わるなと再度警告しました。

 あまり報道されていませんが、中国は以前から日本が台湾問題に関われば、日本に核攻撃すると公式に発言しています。

 日本には核の代わりにアメリカ軍が居るから、それが抑止力になっていると思っている人も多いかと思います。

 確かに、日本に核攻撃したのなら、アメリカも中国に対し、何かしらの行動に移るとは思います。

 しかし、核戦力を有し、反撃能力のある中国に対し、アメリカ本土を危険に晒してまでアメリカが日本のために報復として核攻撃してくれるとは思えません。

 そうしない若しくは明言しないのであれば、アメリカ軍が駐留するだけでは、中国への完全な抑止力にはなりませんし、日本の置かれた立場はウクライナや台湾と大して変わらないということになります。

 自衛隊の軍事力は世界でもトップクラスであり、ウクライナや台湾より大規模であることは言うまでもありません。

 しかし、だからこそ中国も日本との戦争に通常兵器で戦いたくないはずです。

 通常兵器で戦えば、勝てたとしても長期戦になり、多くの自軍将兵に犠牲者を出すことになるでしょう。

 現在、ウクライナ侵攻でロシアによる核兵器の使用が懸念されているのは、ウクライナより圧倒的な軍事力を有したロシアですら、通常兵器ではウクライナを短期戦で倒せないからです。

 ロシア国内や友国ベラルーシではプーチン大統領の軍事作戦に対し、生ぬるいと批判する人もいるくらいです。彼らは自軍将兵に多くの犠牲を出すくらいなら核攻撃をした方が早い!と言っているわけです。

 そして、世界で唯一、核を使用したアメリカも似たような理由で日本に対して核攻撃を行いました。

 アメリカが核攻撃に踏み切った理由にはソ連への牽制や威力偵察などもありますが、日本軍の思わぬ抵抗もその一つです。

 太平洋戦争末期の硫黄島の戦いではアメリカ軍は5日で同島を攻略すると豪語していましたが、日本軍は無補給の状態で1ヶ月間も戦い続け、占領時にはアメリカ軍の損害は日本軍の損害を上回っていました。沖縄戦でも巧みな防衛戦を展開した日本軍にアメリカ軍は大苦戦しており、日本軍が無理な攻勢を行わなければ、終戦までに沖縄を攻略することは出来なかっただろうと言われるほどでした。

 そして、一億総玉砕を掲げ、徹底抗戦の構えを見せる日本に対し、アメリカ軍が原爆を使わずに日本本土上陸を行なっていれば、アメリカ軍は多くの自軍将兵に犠牲者を出していたことは容易に想像することができます。

 そうした核使用の前例がある以上、中国も日本に「核攻撃」という選択をすることは十分考えられますし、自衛隊が中途半端に強力であればあるほど、中国からしてみれば選択の余地を無くす結果となってしまうでしょう。

 かといって台湾侵攻を許してしまえば、中国が次に狙うのは尖閣諸島であり、それは時間の問題となってしまうのです。

 みんなで話し合うことができるのは、民主主義の利点ですが、国が無くなってしまえば論じても意味がありません。

 取り返しがつかなくなる前に、日本にも英断の必要があると強く思います。