こんにちは!
先回独立について書きましたが、その辺を少し・・・
店名は「The Priority Opticians」プライオリティ・オプティシャンズ
と言います。
プライオリティ=最優先
メガネは人の視覚を整えもすれば、狂わせてしまう事もあるものです。
だから専門家として正しい知識と技術、知恵と人間性がもとめられる仕事だと思います。
「メガネを買う」のではなく「メガネを作る」というふうにみんなの意識が変わればきっと気付かなかった自分の可能性や、能力や発揮されずにいた能力に気がつく事ができるとおもうんです。
だから「眼鏡士が最優先すべき事」それは商売として商品としてメガネを売る事ではなくて人の視覚を整えるための道具を提供する事です。利益はそれがなしえて得られる対価であるべきだと考えます。
よく「技術」対「商売」
「理想」対「現実」
みたいな話題をする事がありますが、それは「できない事を正当化する言い訳」にしている人ばかりでした。
眼鏡屋は特殊です。
雑貨やアパレルのような小売の要素
測定は医療の要素
作成やフィッティングは加工技術の要素
と、様々な事が求められますが、最大の違いは「人の視覚をいじる」事をしている事です。
だから、単純な「商売」の倫理は使えないし、使ってはいけないものだと思います。
もちろん、利益がなくては店の運営は成り立ちません。
でも、利益を得る事が目的なのであれば、なにをもって「商売をする」なんてことはどうだっていい事になってしまうはずです。
眼鏡店はなぜ存在するのか?
それは眼鏡を必要とする人々に眼鏡を提供し、その人が社会生活を送れるようにするという社会の歯車の一部として存在するのです。
その対価として適正な利益を得る。
考え方の順番はとても大事です。
それは「信念」とつながります。
いい眼鏡を作ればお客さんが増えるから、技術を磨こう・・・
人がやらない事をやれば差別化になってお客さんが集まるからやろう・・・
とか、そうじゃない。
いい眼鏡を作る事は使命だし、できない事があってはいけない、
あるならできるようになる事は専門家の義務である。
そんな事は「眼鏡技術者ならばあたりまえ」
と思うのです。
だから「最優先にするべきはなんなのか?」
それがこの店名に込めた私の信念です。