先日、名古屋へ眼鏡店対象の「両眼視機能問題に対するアプローチ」をテーマにしたセミナーを受けてきました。
やはり、測定技術は身に付いても、一体それで何をするのか?
みんなが興味があるのはソコで、それなくしてお客さんの視機能を守ることなどできないわけです。
米国オプトメトリスト内藤先生によるセミナーは、両眼視を頂点とする視機能が成立するためには何が必要なのか?という部分を単に「目」とそれに付随するものによることだけでなく、体の動きと目の協調によって養われるという全身の発達との関連性から生まれるものだという事を分かりやすく解説しておりました。
人の運動の中で微細な運動をする部位とは「指」「舌」そして「目」であって、それは粗大運動、つまり大雑把な体を動かすという事ができて初めて出来るのです。
しかも微細運動をする「指」は自分の目で見ることでそれを確認し脳にフィードバックされます。
「舌」は自分の出した声が聴覚を通してフィードバックされます。
しかし、「目」は自分で目の動きを見るこはできないのでフィードバックがありません。
手を伸ばして指先で空中に円を描く様を目で追うことは比較的簡単にできますが、
指無しで目だけで同じように動かすことは非常に困難です。
訓練すればできるようになるそうですが、つまりフィードバックによるしっかりとした認識が能力を育てるのだというふうに私は感じました。
つまり、体の活動と視覚がリンクする・・・
その強さが視機能の問題を引き起こしている部分がある・・・
ということです。
では、具体的にどうするのか?
やはり3時間のセミナーでは足りません。
そりゃそうです。
ですが、両眼視の問題に対してトレーニングを施すとしたら、どういう風にアドバイスしていくのか?という、漠然としていた部分に納得感を得られたのはとても大きかったです。
今後は具体的な方法に関して専門家の指導を仰いで、より正しく効果的な方法を身につけていこうという決意を抱きました。
さて、そのあとは名古屋のお店の先輩と先輩のお知り合いの眼鏡屋さんお二人とお知り合いになることができて、4人で居酒屋で語り合いました。
とても楽しかった!
みなさん志が高い!
そしてそれを曲げずに続けていらっしゃる。
私のモヤモヤしていた気持ちは霧が晴れたように消えてなくなりました。
すべての事象が私を何かに導いているように感じます。
つまり、私が抱く「こうありたい!」というものは、もう自ら作り出すしかないのです。