
本日はお米について紹介したいと思いますが、その前にここに建つ建物の紹介をしたいと思います。
風雪に耐え、築200年を越える建物には、それと同じ年月を重ねる神棚が奉られていました。内装は手を加えながら生活していますが、神棚はそのまま200年の歴史が刻まれています。

※本家の外観です。1F部分は雪が積もるために天井が高くなっています。

※手前に見える大黒柱はとても立派で、これと同じ太さの柱が家の中に何本もあります。豪雪地帯のために家が押しつぶされないように、とても頑丈な造りになっています。

そして、この松代の田沢集落を見渡せる場所には、大銀杏の木と大ケヤキがあります。鳥居の大きさが小さい訳ではなく、このケヤキがとても大きいのです。

と言う訳で、お米の話に戻りますが、新潟と言えば米どころです。
ここ松代には『天水米』というお米があります。名前の由来は・・
『天水米の呼称は、ぶなの森が育む水(清らかな水)が育てたお米、天まで届くと言われるこの地方の棚田(天水米)が育てたお米という意味を持っています。』
(松代の特産品から抜粋)
今回は、お米を数十キロ頂いたのですが、その場で精米していただいたものを、その場で袋に詰めてきました。精米する際も、その精米機によってお米に熱を持ってしまったりして風味が変わってしまうそうです。

精米したばかりのお米を、ござのうえに広げて扇風機をまわし粗熱を取ります。
このとき本当に感動したのは、まるでお米が宝石のように輝いていたことです。手に取って良く見てみると、お米の粒が全て同じ大きさであることに驚きました。こんなに透き通った、形の整ったお米は初めて見ました。

精米後に、その場で袋に詰めていただきました。
このお米を食べると、おかずがいらないと思ってしまいます。
このお米を作る苦労は計り知れず、土も水も作り手も一体となって初めて出来る芸術品のように感じました。ずっと昔から何代にも渡って受け継がれている『天水米』の田んぼ。ただ何気なく食べていたお米ですが、自然の恵みに感謝して食べなければいけないと思いました。
明日は、野菜編です。