
今日は8月1日と言うこともあり、夏らしいさわやかな色合いと味のするペーストを紹介したいと思います。
春先から家で育てていたバジルが大きくなり収穫の時期を迎えました。最初に購入した時に思い描いていたとおりに、バジルペーストを作ろうと思いました。単純にパジルをペーストにするか、ニンニクなどを加えてジェノベーゼペーストを作ろうか悩みましたが、今回はジェノベーゼペーストを作ることにしました。これからの季節はサラダやパスタにも幅広く使えるので重宝すると思ったためです。
今回、ジェノベーゼペースト作るにあたって定義を色々と調べてみました。pesto genovese(ジェノバペースト)とpesto alla genovese(ジェノバペースト風)の2つに分かれるようです。伝統的な作り方(すりつぶす器など)と混ぜるチーズと使用するオイルで前者と後者(風)に分かれるようです。イタリアのサイトなどを色々探したのですが作り方は伝統的なもの以外は(風とつくものは)混ぜるものもまちまちです。クルミを使ったり砂糖を入れるなどです。こうなるとDOP(原産地保護呼称)の認定が気になりますが、今日現在では、リグーリア州バジルの葉『Basilico Genovese』はDOPに認定されています。しかしそれを使用した『pesto genovese』はDOPに指定されている訳ではなさそうです。しかし、このような作り方が守られて行けばいずれは認定されるのかもしれません。
と言うことで、固い話になってしまいましたが今回はフードプロセッサーを使いpesto alla genovese(ジェノバペースト風)を作ることにしました。しかし、クルミなど元々使われていない素材は入れずに作りました。伝統的な作り方だとチーズはサルディーニャ州で作られるのペコリーノ・サルドを使うようですが、なかなか見かけないので使うことは出来ませんでした。今回はパルミジャーノだけですが、もう少しこだわるなら羊のチーズで手に入りやすいペコリーノ・ロマーノを使うと風味が近づくのではないでしょうか。
それではレシピを紹介します。
①バジル 250g
②松の実 50g
③にんにく 2片
④EVオリーブオイル 150cc
⑤塩 少々
⑥コショウ 少々
⑦パルミジャーノ 50g
※今回は使用していませんが、定義のところでも書いたとおりパルミジャーノ・レッジャーノを半分にして羊乳系のペコリーノのチーズを半分入れても良いと思います。

です。今日は前置きが長くなってしまいましたので、明日作るところを紹介します。みなさんも今日のうちに食材を揃えて、明日作ってみてはいかがでしょうか??市販のものと違って、とっても風味が豊かなものが作れますし、ニンニクの量もお好み次第です。ぜひ1度作ってみてください!!