
今日はお米です。
日本ではお米が主食ですがイタリアでもお米を食べます。と、いまさら書かなくてもリゾットなどでなじみ深いと思いますが、イタリアで穫れるお米は少し違うので紹介したいと思います。
まずお米の種類ですが日本で販売されているものではカルナローニやヴィアローネ・ナノなどが有名で、よく見かけます。今回のお米は有機栽培のネッビオーネというお米で、分類的にはオリジナリオというカテゴリーに属するようです。
パッケージに書いてある『リゾットにぴったり』というのには訳があり、お米のサイズももちろんですが12ヶ月熟成させ、若干水分を減少させているところにあります。日本では水分量の多い新米を美味しく食べます。しかしリゾットの場合は味を吸わせる意味もあって煮るので、お米自体の水分量が多いと煮崩れしやすく水分量が多いのでうまみを上手に吸わないようです。
ちなみにwikipediaによると『リゾット』の語源は『「リゾット」は米(Riso)と最高(ottimo)を合わせた造語である。』とあります。これは知りませんでした。
意外と知られていないのですがリゾットはパスタと同じく芯を残します。ようするにアルデンテで仕上げます。日本では炊いた時に芯が残ったお米は失敗ですが、リゾットでは芯を残さないといけません。ジャポニカ米で雑炊のように汁っけたっぷりな物はリゾットではなくリゾット風です。しっかりとろみがありフォークで食べれる物がリゾットです。お恥ずかしい限りなのですが、実は僕もここ最近の5年前に知ったことでして本物のリゾットを食べた時は感動したのを覚えています。味の濃さといい、食感といい、今まで知っていた雑炊のような物とは別物でした。
有名なリゾット以外にも、お米が穫れる北イタリアではお米を使ったドルチェなどもあるのでイタリア人にとっても身近な物のようです。
みなさんもリゾットを作る時は、ぜひイタリアのお米を使ってみてください!!