
監督 マーク・フランシス ニック・フランシス 配給・宣伝 アップリンク 劇場 渋谷アップリンクX
今日は授業が終わってから時間があったので1人映画を見るために渋谷に出かけてきました。先日紹介しましたpenのピッツァ特集号の中で映画の紹介が101ページに載っていました。そこで紹介されていたのがこの映画です。コーヒーということもあり興味があったので観に行くことにしました。
最初にコーヒー豆の話をしますと、日本でも南の方でコーヒー豆が栽培されているようですが、ほとんどのコーヒー豆は輸入されたものが日本で消費されています。生豆の状態で日本に来て、それを焙煎しカフェで抽出して1杯のコーヒーが出来上がっています。生産国ではなく消費国として、一般の消費者が作物の値段を意識して飲んだりすることはあまり無いと思います。僕も使用する直前の焙煎されたコーヒー豆の価格は気になりますが、産出国での取引価格となるとなかなかピンときません。コーヒー豆の産地は赤道周辺に固まっており、これを通称『コーヒーベルト』と呼んでいます。代表的な産出国はエチオピアやブラジルなどで多く栽培されているのです。
今回の映画はエチオピアのコーヒー豆農家の収入と取引の現状、価格を上げるための取り組みなどをドキュメンタリー映画にしたものです。思い返せば昨年末にシアトルに行った際に、スターバックスコーヒーやタリーズコーヒーはフェアトレードのコーヒー豆を使用していることを全面に押し出していました。気になっていなかった訳ではありませんが、やはりピンと来ないこともあり帰ってきてからも深く調べることはしていませんでした。そんな中で今回この映画を見ましたが色々と考えさせられました。
フェアトレードというのは、発展途上国から適正な価格で継続して購入し、その国の生活向上や自立を目指して行く取り組みです。なかなか浸透してこないのが現状のようですが、様々な角度から取り組みも強化されています。最近ではスペシャリティコーヒーとして認定し、原産国や農園の名前を含めたブランドとして、より高い価格で取引されるような仕組みも出来てきています。
経済の仕組みが出来ているところを変えて行くことの難しさを感じると同時に、新たな試みを通じて生産者の生活の向上が図れたらと思います。色々考えてみたのですが今すぐに、自分に何が出来るのか分かりませんでした。しかしこのような事実があることを伝えて行くことが、必要なことだと感じて紹介することにしました。
興味がある方はぜひ、1度ご覧になってみてください!!期間未定となっていますので、お早めに!!

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