
昨日は仕込みまででしたが、今日は仕上げまで紹介致します。
最初に注意点を書いておきますが煮詰め具合がとっても重要です。煮詰めすぎても固くなりすぎますし、水っぽくても液体のままでジャムになりません。煮詰めてグラニュー糖をいれたら、火からはずしてひと晩寝かせるのですが、翌日見たら固まっていなくて煮詰め直しました。そのあたりの時間も考慮しながら書き進めたいと思います。
まずはレシピのおさらいです。
①レモン 10個~15個(リモンチェッロに使った個数による)
②果汁+水を合わせてた物 900cc(果汁が400ccなら水を500cc)
③グラニュー糖 600g
④蜂蜜 100g
それでは、鍋に入れるところからスタートです!!
⑤鍋に果汁と水を入れます。合計で900ccです。

※レモン11個から取れた果汁は約400ccでした。ですので水を500cc足しました。
⑥レモンピールを入れて煮詰めていきます!!

※ぷかぷかとレモンピールは浮いているので多く見えますが、果汁+水の量と半々くらいです。

※沸騰させると、灰汁が出てきますので根気よく取ってください!!灰汁をとったら、中火か弱火にしてコトコト煮詰めます☆こまめに灰汁は取ってください。意外なほど灰汁が出てきます!!

※この写真の煮詰め具合だと少し時間が短いです!!だいたい沸騰してから15分くらいがこの写真になります。水分が無くなるのはダメですが、あと10分から15分は鍋に蓋をしないで煮詰めてください。あくまでも目安ですが、煮詰める時間は沸騰してから25分から35分と言ったところでしょうか。ピールが5ミリ角だと、煮詰めても崩れてトロトロにならずにしっかりしています。トロトロが好みなら、ピールはスライス状にしても良いと思います。
⑦グラニュー糖を600g入れます。

※今回は蜂蜜を使ったので砂糖の量を少なめにしています。

※とは言え、結構入りますよね(笑)
⑧蜂蜜を100g入れます。

※蜂蜜は好みです。少しマイルドな味にしたかったので入れてみましたが蜂蜜を使っても酸味と苦みは感じます。もし市販のものは甘すぎると感じている方で、レモンの酸味を強く感じたいものを作りたい場合は、代わりに砂糖を100g足すか、ただ蜂蜜を抜いて作ってみてください。
⑨沸騰させて灰汁を取ります!!

※またまた、灰汁がたくさん出てきます。

※この写真だと煮詰め方が短いです。翌日もう一度煮詰め直しました。目安としては沸騰した時に泡と液体に粘度が出ていることです。ヒタヒタの液体ではなく、トロっとしていれば火を止めてOKです。そうすれば熱が冷めた翌日にはゼリーのようになっているはずです。ゼリー状になっていれば成功です!!もし翌日に、あら熱が取れても固まっていなければ、もう少し煮詰めましょう!!
⑩ひと晩寝かせ粘度が出たジャムを、煮沸して殺菌した瓶につめて完成です♪

※注意~グラニュー糖を入れてから煮詰めると色が濃くなります!!写真のものは甘みをつけてから煮詰めたので飴色になっています。ですので、グラニュー糖を入れる前の段階で煮詰めておけば、甘みをつけてから1度沸騰させて灰汁を取って火を止めれば良いと思います。
いかがでしょうか??
仕上がりの量は多いので(この瓶で8個ほど)、ご友人や職場の方にお配りしても良いのではないでしょうか。
リモンチェッロを作った副産物ではありますが、重宝すると思います。今回は蜂蜜を入れたので、ゆず茶のように、お湯で割って召し上がっても良いと思います。または肉料理のソースなどにも使えると思います。
イタリアのスローフードな生活を、みなさまのご家庭でも試してみてください♪