発売元 小学館 著者 長本和子 価格1500円+税

今日はイタリア野菜についての本を紹介します。
野菜の本は色々とありますが、なかなかイタリア野菜にしぼった本は見かけないと思います。
特徴として写真が豊富なことと、イタリア野菜の食べ方色々というテーマで各野菜に解説が載っています。
また①野菜のイタリア語②原産地③主な産地④食用部位⑤収穫時期が最初に紹介されていますので、専門的な方にも幅広く読んでいただけると思います。

日本で見かける野菜もあれば、イタリアならではの野菜もあります。写真が豊富なので見ていても飽きませんし、イタリア料理を食べに行ったあとに『あの野菜なんだろう??』と思った時には役に立つと思います。イタリアでは旬の野菜をシンプルに食べる調理法と日本のぬか漬けのようにしてオイル漬けや乾燥させるなどする、保存食の文化があるので親しみを持ちやすいのではないでしょうか。

日本の野菜も地方によって色々と変わりますがイタリアも同じようです。北と南の気温差があるところも日本と同じですし四季があるので野菜も季節によって様々です。日本では、ハウス栽培や外国からの輸入によって季節に関わらず色々な野菜が手に入り、1年中食べられるので四季を感じにくくなっていますが、穫れる季節や大きさをイタリアと日本で比べてみても面白いと思います。

僕も長本さんのようにイタリアで色々な野菜を食べてみたいと思います。なので最低2年は行かないとダメですね。1年目は市場を見て色々食べて、翌年にはもっと深く野菜を調べたり調理したりしたいですね。

話がそれましたが、この本を読むと『今の時期はホワイトアスパラだ』とか色々考えながらイタリア料理を食べに行くのが楽しみなります。また家庭でも旬の野菜を買ってきてオリーブオイルで焼くだけなど、シンプルに素材を食べる楽しみが増えたりします。興味のある方はぜひぜひ!!