Mamma Pasta/Sagamihara/Dolce mist


前回のおさらい
①アラビカ種とロブスタ種のブレンドを購入する。
②産地や農園は大切な選ぶポイントになるが、大切なのは自分が気に入って楽しく、美味しいと思って使えること。



挽き方はとても難しいです。市販の挽いた状態でパックされている物は荒すぎて抽出スピードが速かったり、逆に業務用のグラインダーを使ったものだと、細かすぎて水が通らずに抽出できない可能性があります。
出来れば自分で調整することが理想的ですが、一般的なブレンドコーヒー用だと細かく挽けないことが多いです。指で粉を触ってみて、ざらつきが無くうっすら手に茶色が指に残るくらいが良いとは思いますが、マシーンによっても違うので難しいところです。細かすぎると指をすりあわせた時に茶色の顔料のようになってしまいます。家庭用の場合は適度なざらつきは必要だと思ってください。

マシーンには1時間での連続抽出可能杯数があります。それはマシーンの中にあるボイラーに水が入って温まり、それから蒸発して気圧が高まるために必要な時間があるからです。家庭用では、ランプで抽出可能ランプが点灯したらと注意書きにはあると思います。ちなみに業務用や高い家庭用マシーンでは蒸気圧のメーターや、抽出圧のメーターなどがしっかりついているので目で確認できます。それが無い家庭用マシーンではランプに頼るしかありませんが、ランプの点灯を待って連続3回くらいならちゃんとしていると思いますが、それ以上はランプが点いていても少し休ませたほうが良いと思います。

そして昨日の豆の選び方と結びつくのですが、出来ればブレンドした豆で少し荒めの豆を多めに使うのがポイントです。豆が多いほうが味は出やすいです。ですから家庭用の場合は特に1杯用のシングルフィルターを使うより2杯用のフィルターを使った方が良いと思います。また豆を多めに使う場合、ホルダーにつめた豆を上からタンパーで押しすぎてもダメです。例を挙げれば、豆を強く押しすぎることでコンクリートのようになり、豆が水を吸わず味が出ません。逆に押さなければ、お湯が豆に当たった時に暴れてしまいます。コーヒー豆はお湯に触れた瞬間に水を吸って膨らみます。それを計算し、イメージして初めて美味しいエスプレッソが抽出できるのです。

ようするに簡単に言えば
ホルダーにつめたコーヒー豆全体にお湯が行き渡り、25秒から32秒で豆のうまみエキスを全て抽出する。

これがエスプレッソになる訳です。

では明日以降は、色々な状況について解説したいと思います。
多い豆なら必ず美味しいのか??などです。
ぜひ、このブログがみなさんの疑問の答えに結びつけばと思います。

→明日へ続く