
Ragù alla bolognese/Handmade
フィレンツェではバルセロナで出会った、福岡から旅行に来ていた子と落ち合うことになっていました。
インターネットカフェも色々な場所にあり、メールをチェックしたり情報を手に入れたりしていました。ちょうどこの頃『冷静と情熱のあいだ』という映画の上映があったばかりということもありドゥオモが頻繁にTVに出ていたときでもありました。だからと言ってドゥオモで待ち合わせていた訳ではありませんが(笑)
フィレンツェも他の都市と変わらず石造りの建物が建ち並び、アルノ川に架かるヴェッキオ橋には金細工のお店が沢山並んでいます。橋にたどり着くまでに、ブティック街と高級そうなリストランテやバールを抜けていくのですが、どこかのんびりとした雰囲気はトスカーナ州の特徴なのでしょうか。
ふらっとバールでひと休みもいいのですが中央市場に行けば色々な屋台が出ています。革細工のお店から飲食店まで様々ですが、なかでも牛モツサンドのお店は有名だそうです。牛の胃袋をトマトソースで煮込んだ名物料理のトリッパを少し固めのパンにはさんでくれます。そして売っているおばちゃんは『辛くするか??』と聞いてきます。少し辛くしてもらいましたが、よく煮込まれた牛モツは適度な歯ごたえがありとても美味しいです。フィレンツェに滞在中に3、4回足を運んでしまいました。もちろんバールでパニーニを食べたり切り売りするピッツァを食べたりもするのですが、市場というのはその街の台所のような物なので見ていると、まるで住んでいるかのような雰囲気に包まれます。日本の築地のような大きな場所ではありませんが、この小ささがまた無駄が無いような作りになっていて毎日の生活に必要不可欠となっていることを実感出来たりします。バレンシアでも小さな市場があり立寄ました。近くには安くて美味しいお店が必ずと言っていいほどあるものです。
フィレンツェの次はローマに向かいます。ドミトリーで4~6人部屋に泊まるのが習慣になっていましたが、このドミトリーで色々な出会いがありました。電車の旅も残すところ2都市。ローマからは夜行に乗ってパリへと向かいます。ローマは首都ということもありとても広く、このころになると水を買わなくなっていました。
→明日へ続く