Trattoria Mercato/sagamihara

毎日、同じお店、同じ時間に行くと必ず同じ人がいるということに気づきました。
そして立っている場所まで同じで、まるで自分の指定席と言わんばかりの雰囲気すら感じます。
僕がいつも訪れる時間には、ご老人がアイスを食べながら雑談しているというのがとても印象に残っています。
日本ではこのような体験をしたことがなかったので、スペインバルの魅力にどんどん引き込まれていきました。現在ではわかりませんが、当時は

『床が汚いお店が美味しいお店』

という法則になっており、ゴミを床に捨てる習慣が定着した古いバルは、繁盛している証としてナプキンや楊枝やタバコの吸い殻などが散乱している状態でした。
このような文化を見て、日本でしか生活したことが無い自分は、ものすごいカルチャーショックを感じ現在の生活に大きな影響を与えることになりました。

新しい経験が沢山あったマドリードは後ろ髪を引かれながらも後にして南を目指しました。
そしてアンダルシア地方へと足を伸ばします。
電車に揺られながら、セビージャへ。
このセビージャでは詐欺にあったりと、またまた波乱が待っていました。
→明日へ続く