Trattoria Mercato/sagamihara

では実際どのようにすれば良いかと。

①情熱を持ち続け常に向上して行くことを目指す。
②その情熱を『形』にする。
③形を使って『感動』を起こす。

簡単に書いていますが、とても難しいことだと思います。
自分でもそれが完璧に出来ていないと思います。
ですから技術や人間性も合わせて向上したいと思い続けています。
まだまだ自分は『井の中の蛙』だと思っています。
素材もマシーンもベストポイントを使える腕を磨き、それを自分の形にし、それをもってお客様や一緒に働くスタッフにまで感動を起こすこと。これが出来てバリスタと言えるのではないでしょうか。


技術だけあって、カフェを作る自分だけ仕事をしていると言い出す自分勝手なバリスタ。

『良い物を提供する』と言って時間をかけて作りお客様をいつまでも待たせイライラさせているバリスタ。

愛想も会話もないバリスタ。

『どうだ、うまいだろ』という顔をして基本すら出来ていないバリスタ。

素材ばっかり自慢して、他人や他社をけなすことしか出来ないバリスタ。

技術はあるがチームワークを作れず、殺伐としたカウンターを演出するバリスタ。

面倒くさそうに作るバリスタ。


たくさんのバリスタを見てきました。
まだまだ歴史が短い業界です。これからの10年でどのようにもなれると思います。
ですが、気持ちの部分はとても大切だと思います。

Espressoには二つの意味があるということは、みなさんはご存知だと思います。
一つは『急行』と意味。そしてもうひとつは

『あなたのためにお作りする』

という意味ですね。
カフェラテもカプチーノも全てはEspressoがベースです。

熱い人たちで伝えて行きましょう。本物のEspressoを。


追伸~長々と読んで頂きまして、ありがとうございます。お店にいた頃は沢山のお客様に怒られ、褒められ、成長させていただきました。Espressoが無ければ今の自分はありません。沢山の感動秘話などは思い出としてUPさせていただければと思います。生意気なことを沢山書いていますが、これもおいしいEspressoが広まる為だと寛大な気持ちで読んでいただけたらと思います。

河野友和