諦めはついたか
君が歩いて来た道は
そうか
確かに
普通の人
とは比べようもなく
異質な困難な
精神的な苦渋を
君に課し続けたかもしれない

君へ向けて
目を眩ますような
耳をつんざくような
様子は
狂人に詰め寄られるような
恐怖だったかもしれない

ただ君のことが好きだった

それさえ君にとって
これからの杖には
ならないと?
引き出しにしまわれた
小石ほどの価値も
意味も
ないと?

もう踏ん切りはついたか
君はその愛しい人の
手だけをしっかり握って
きらきら光る蜘蛛の糸を
たぐり

極楽へと二人

登って

行ってしまうんだね