整体では、とにかくとてつもない数の手技が存在します。
その中で、色々な手技の習得を求めたり、一撃必殺みたいな特別な手技がないのかと探し続けることも多いのではないかと思います。
もちろん幅広く色々な手技を学ぶということは無駄ではないことですが、手技の効果とは、「何をやるか」より「どう効かすか」が重要なのだと思います。
格闘家が一撃必殺のパンチや様々な種類のワザを持っていたとしても当てられなければ(効かせられなければ)意味がないのと同じように。
以前ある先生が、「手技って派手なことやるよりも、ただ押すだけでもその人に効かせられるように押せればそれだけで十分なんだよね」と言っていたことがあります。
逆をいえば、効かせられるか否かというのはそれだけ奥が深いということです。
手技をやる前の土台ができているか(信頼関係の構築や施術を効かせられる相手との心理的な立ち位置、場の空気ができているか)、相手の反発が起きないような押し方ができているか、その人にとって今その手技が効かせられるタイミングなのか、施術者の身体的精神的状態、施術者が相手をどう良くしたいのかの思いの強さやイメージがあるか、などなど本当に多くの要素が関係します。
それらは、地味でつまらないもの、または抽象的で難しいものと思われやすいのでなかなかそこに注目を浴びることが少ないのですが、自分としてはそここそが整体の本質、醍醐味だと思っています。
そこは「基礎」ともいわれるところですが、その「基礎」が「究極」というところが醍醐味だと思うのです。
一つの普通のパンチしか持っていないが、どんな相手でも倒してしまう、そんな整体師、「究極」だと思います。そしてそこを目指していきたいですね(^^)