「一流の施術家」を目指して -35ページ目

環境と行動というと難しそうなテーマですが(笑)、よりよい人生を生きるための方法と身体を良くする方法(整体)とは互いにリンクしていると感じています。

そしてそこの話をする前に「環境」と「行動」についての考え方が重要だと思っているので、今日はそのお話しをしたいと思います。




まず「環境」についてですが、

人は誰しも(とくに物事がうまくいっていない場合など)、まず「環境に適応しよう」とするよりも「自分の頭で描いた理想の環境を求める」となりがちなのだと思います。(特にこの100年でそうなる傾向が強くなってきているといわれています。)



これはおそらく「個性」の誤解が生じていることが大きな要因の一つだと思っていますが、「環境に適応する」ということが受動的な、個性がないと現代の人が捉えがちということなのです。



だから、環境に適応する前に、自分のこだわりや自分ならではの思考というのを主張し、環境の方を変えようと尽力するのです。



しかし、本当の「個性」とは、その人がそこに存在することがすでに十分な個性なので、主張をすることに意味はないのですね。



そして、適応するということは受動的ということではないということも、動物を例にすると解りやすいと思います。




動物は生き抜くために、まずは必ず「環境に適応する」ことで、安心という土台を作ります。(地に足を着けるということ)

動物はその土台があって初めて生き抜くために、思う存分狩りができるのです。(理想的な行動ができる)

これがもし環境に適応していなかったら、狩りどころではなく、常に不安定な足場のもと生活することになります。この状態では精度の高い狩りが当然できなくなります。(理想的な行動ができない)



人間も同様で、環境に適応することは、流されていて個性や力が発揮できないということではなく、まったく逆で、環境に適応できているからこそ、安心という足場の上に自分の力が最大限に発揮できるのだと思います。(理想的な行動がとれる。自分の居場所を作れているということ。)




転職も解りやすい例で、この100年で転職者が何倍も増えていると言われますが、転職先で成功する確率は数パーセントととも言われます。

しかし、これは転職そのものが、ほとんどうまくいかないということではないと思います。
これは厳密には、前職で環境に適応できなかった人、そして転職先の職場においてもその環境に適応できなかった人のパーセンテージなのではないでしょうか。



おそらく転職がうまくいく人というのは前職で環境に適応していた人、または次の職場で前職の経験を生かし、次こそはまずは環境に適応しようとした人なのではないかと思います。



前職で環境に適応できず、他に自分が理想とする環境があると夢見て転職し、次の職場でも環境に適応しようとしない転職と、前職の環境に十分に適応した上で、さらに自分の力を発揮できる環境を現実的に選んだ転職との違いということですね。



この二つは似ているようですが、まったく別物だと思います。





人は環境に生かされた生き物だと思います。




動物も今ある環境にまずは適応し、その次の段階で、より理想的な環境を求め自分の姿や行動を変え進化してきたのです。




そしてこれらのことは、実は、身体の歪みをとる、整えること(整体)に関しても密接な関係があります。





次回そのお話しをしたいと思います(^^)