「一流の施術家」を目指して -27ページ目



久しぶりの更新ですあせる



今日のお話しは『手技の効果』に関してです。



手技はとにかく種類が豊富にあればあるほどいい。そして患者さんに手技を施し、効かないと感じたらまた別の手技を求めて、各種セミナー、勉強会に参加する。といった考え方が一般的なのだと思います。



これは効果のあるなしを手技そのものに原因があると考えてしまっているからなのですが、実は手技の効果の有無は、それほど単純なもので決まるわけではありません。



手技の効果とは相手との関係性や駆け引きによって成立するものであるからです。



格闘技でいえば、どれだけ破壊力を持ったパンチを持っていても、それが相手に当たらなければ意味がなく、そのパンチを当てるためにジャブやフェイントを使って工夫するのと似ています。



手技も同様で、どんなタイミングや状況でも、どんな相手でも、手技をやれば必ず決まった効果が出るわけではありません。



相手との信頼関係の問題から始まり、手技を行うタイミング、順番、それだけではなくこちら側の身体訓練度、精神状態など様々な要素からその効果の程度が決まります。




だから、同じ手技を行ったのに、Aさんにはすごく効いたけど、Bさんにはまるで効かせられている気がしないなどの現象が起こるわけですね。



このように、私達施術家は、ある手技を患者さんに施して効いたとして、それによって自分はもうその手技はできているとしてしまうことは、実は大変危険なのです。




しかしそれだけ手技の効果とは複雑なものではありますが、逆を言えば終わりがない楽しさ。いつまでも追及できる楽しさは施術家の醍醐味であるともいえると思います。



そう簡単ではないからおもしろい。



これから施術家を目指す方にはぜひそう言った気持ちで楽しんでもらいたいと思います(^^)/