覚悟  | 「一流の施術家」を目指して


先日、「しくじり先生」という番組で、ある芸人さんが、「覚悟」について話していた内容がとても共感できるものであり、整体の仕事とも共通することだったのでこちらで紹介したいと思います。(どの仕事でも共通することかもしれません。)



芸人にとって番組で「笑いをとる」ということは整体師が施術をするように、「仕事」そのものになるわけですが、ある時その芸人さんは、番組プロデューサーにこう言われたそうです。



「今度の番組は絶対にこけられない番組だ。君は必ず笑いをとってくれるか?」と。


その時その芸人さんは

「頑張ります!全力を尽くします!!」と答えたそうですが、あとになってその芸人さんは深く反省をしたそうです。



自分は笑いをとることが仕事であり、笑いをとるプロなのだから、「頑張る」のは当たり前だと。そして「全力を尽くす」のも当たり前だと。



番組プロデューサーが確かめたかったのは「頑張れるかどうか」ではなく、「覚悟の強さ」だったのだと気付き、「僕に任せて下さい」という答えが正解だったと反省をしたそうです。



プロデューサーもさすがに、「必ず笑いをとれるか?」と聞きはしても、笑いがとれるかどうかは未来のことであり、誰にも分らないことで「必ず」などないことは承知の上なのです。

その上で、相手の覚悟の量を知りたかったのです。




さらにその芸人さんは、この内容を医者と患者の関係として例を挙げていました。


自分の大切な人が難しい手術をしなければいけなくなったとして、医者と面談をした時に、その医者に手術をお願いするかどうかという段階で、何を決め手にするのかということに似ていると。


「これは難しい手術だ。成功するかどうかはやってみないと分らない。」

「最善をつくします。」


こう言われて、自分の大切な人を預けることができるのかと。



「やってみないと分らない」ことも、「最善をつくす」ことも当たり前のことであり、そういうことでなく、全部ひっくるめた上で「私に任せて下さい」と言えるかどうかということなのです。



もちろん、実際に言葉にするかどうかはまた別としても、そういう「覚悟」を持っているかどうかということが、この先生にお願いしたいと思うかどうかの決め手になるということになります。



以上の内容は整体とまったく同じなのだと思います。



今まで何年もかけて作られた歪みが一時間足らずできれいさっぱりなくなることはあり得ないことと考えられます。



したがって、患者さんは、自分の理想とする身体になるためにこれからかかる時間を、まさしく未来に投資する形で、担当の先生に投資をし身体を預けるのです。



その時に患者さんが知りたいのは「頑張れるかどうか」などでなく、自分を引き受けてくれるかどうかという「覚悟」の量なのです。



そういえば、自分も整体師としてまだ新米のころ、患者さんに

「自分はこの辺の地域の整体院にあちこち実際に行ってみたけど、この地域では一番自分が技術があるし、上手ですよ、安心してください」と言っていました。

(実際にあちこち行きまくりました!)


今思うと、よくもまぁ。。。という(笑)。

しかし、我ながら、どんな状態・症状の患者さんでも引き受ける覚悟があったのだと思います。(もちろん今もありますよ。)



よく、「自信を持て」という言葉を耳にしますが、個人的には結果を出す自信や、治す自信はなくてもいいと思っています。(実際に、未来のことなので絶対という要素はないから、やる前から「100%治せる自信がある」という言葉はおかしいと思います。)

ただし、引き受ける覚悟への自信は絶対必要だと思っています。



患者さんが望む変化がでなくて失望されることもあるかもしれないというリスクなども含め、引き受ける覚悟への自信です。


そして、そういう本気のやりとりをしなければ、とてもではないけれどプロにはなれないし、本物にはなれないと思っています。


未来の整体師へ、まだまだ青二才の自分ですが、経験から絶対に必要だと感じることを今回は書かせてもらいました!



少しでも参考になれば幸いです(^^)





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