

こんこんこたこんこん
今年の年の初めに
臼をおこせば 小金がこん
つっじゃがいし こめはしらさぎ
うしゃどっこい
まんさくっ まんさくっ
元旦の夜に、家内安全と五穀豊穣を願い、各家庭を回り唄います。
昔は、臼と杵で2拍子の音頭を取っていたそうです。
今は、バチか大きな枝で、コンクリートを叩きます。
今60代の方が、十代の頃は、町内の20代の青年が中心になり、行っていた行事だそうです。
今は、小学4年生から高校生までで、回ります。
息子は、小学3年生の去年から参加しています。
去年は、唄も分からず、戸惑っていました。
でも、数軒回るうちに、覚えてきて、大声で唄っていました。
各家庭で、餅やみかんをもらいます。
現在は、お金をもらう事も多いです。
集まった餅やみかん、お金はみんなで分けます。
大人が一人入って、子どもたちで年齢に応じてお金を分けます。
そう、子どもたちのお年玉、になります。
寒い中、みんなで回り、声を張り上げて唄い、得たお小遣いです。
去年の暮れから、こたこんに早く行きたい、と言っていた息子です。
「おいどんが頃は、中学生でん飲ませられよったであな」
60代の方が言います。
過疎化が進む地方で、このような伝統事業が無くなりつつあります。
それも時代、とは割り切れないような気がします。
廃れる無形文化を、守ろうとする動きがあることも確かです。
ちなみに、名貫地区のこたこんですが、キチンとした歌詞が残っている訳でもなく、いつ頃から始まったかさえ分かりません。
「いつまで続くかなぁ~」
回り終えた子どもたちがお金を分ける姿を見て、町内会長が言いました。
町内会に住む人が増えなければ、存続は出来ません。
地方に暮らす人を増やす、国が動き出しましたが、具体的にどうなるのでしょうか?
国だけに任せず、自分たちで知恵を出し、汗を出す事も必要になるでしょう。
自分が育った地域に貢献する、久しぶりに芽生えた意識です。
去年、数十年ぶりに参加したこたこん、心に響いています。
が、それ以上に昨日は、寒さが響きました。
今年は、オイラは西、息子は東、と別れて回りました。
大丈夫かな、とちょっと心配しましたが、元気にみんなと帰ってきました。
また一つ、成長したようです。
ありがとう!