こちらのエントリでも触れましたが日本全国に美容師はめちゃくちゃいます。
それでも新卒で専門学校を卒業して就職して10年続けられる美容師が10%程度しかいないという、稀に見る離職率の高さです。
なぜ?
せっかく高い授業料を払って毎日練習したり勉強して国家試験を突破して夢を叶えても辞めてしまうのか…
逆にここをクリアできれば日本が世界に誇る文化として更にレベルの高い業種になるのではないか?と思うんです。
そこでzectの木村ではなく、いち美容師として思うことを書いてみます。
1.美容専門学校と現場のサロンの温度差
現在美容師の国家試験の課題は、
第一課題 「カッティング」
第二課題「ワインディング(パーマの基本的な巻き方)」「オールウェーブセッティング」のいずれか。
そして「学科試験」です。
美容学校の最大の目的は「国家試験合格」です。この「合格率」と「就職率」の高さを目玉に学生を集める学校が少なくありません。
この「国家試験課題」、カットはともかく今や美容院を利用するお客様の半数以上がされる「カラー」も「シャンプー」もありません。
第二課題にいたっては「試験の時しか使わない技術」になっています。(パーマもお客様に施術する時とは重点を置くポイントが違います)
オールウェーブセッティングに関しては説明を省きます。(あまりにも馴染みがないため)
国家試験課題以外のテクニックに割く時間やボリュームに関しては学校ごとに大きな差があります。
これが美容師の「下積みの長さ」を生み出し、下積み時代の薄給に繋がっているのだと思います。
学校で教える事と現場が求める知識やテクニックが上手くリンクしていないのが現状です。
あまりに2年は短く、学校側も頭を悩ませていることですが今のままでは「国家資格」としての美容師免許の価値が低すぎるように思います。
更に言えば今は「トータルビューティー」の時代です。
「髪」だけではなくネイリスト、ヘアメイク、エステティシャンなど様々な選択肢があるからこそ、学生達の多様化するニーズに対応するためにも「国家資格としての美容師免許」を見直すことが必要だと感じている訳です。
長くなりそうなので2回に分けて書きます。続きは気長に待ってください(>_<)

